結び前の一番は、大ベテランの登場です。年齢は揃って十六歳。
人間なら七十後半から八十代ということになります。
そんなことは殆ど感じさせない、元気な両牛です。
「まだまだ若牛には負けんよ!」
これをそのまま地で行く活躍を見せてくれます。
いつもは若い牛に胸を貸すことが多いのですが、
そこはさすがに千秋楽。ベテラン同士の闘いです。
やがては「レジェンド」と呼ばれるであろう両牛。
堂々とした闘いっぷりを見せてくれました。
第十二回:柿乃花ゴールド(十六歳/岩手)-牧野郷(十六歳/長岡)
先に牧野郷が入ってきて、グーグーと低い声で唸ってます。
柿乃花ゴールドも、逸る気持ちが大きいようです。
牧野郷が先に仕掛けました。
柿乃花ゴールドはしっかり受け止めます。
さすがは柿乃花軍団の大将、背負うものがあります。
下手を取り合う展開になりました。
牧野郷の攻撃をしっかり止める柿乃花ゴールド。
そして。。。
角が外れた瞬間を狙い、柿乃花ゴールドが牧野郷を押す!
柵の手前まで押されましたが、うまく体勢を整える牧野郷。
再び向き合い、頭を合わせます。
双方が攻撃を仕掛けます。角の応酬。
勢子が引き分けに入りました。
牛の後ろに、綱を持った勢子がそれぞれ並びます。
綱引きのような形になり、場内盛り上がりました。
これは勢子との闘い。
見せ場を作ってくれるあたり、さすがですね。
それぞれの引き上げも、堂々としていました。
左が柿乃花ゴールド。まず仕掛けたのは両角を使う牧野郷でした。
↑闘う牛の目線。それは年齢など全く関係ありません。
↑牧野郷の角はぶっとい。当てられたらとても痛そうです。
↑左角を掛ける牧野郷。柿乃花ゴールドは冷静な雰囲気。
↑下から押そうとする?柿乃花ゴールド。牧野郷も冷静です。
↑頭を低く下げる柿乃花ゴールド。牧野郷もしっかり対応。
↑↑柿乃花ゴールドの左角、下から掛けようという牧野郷。
↑一瞬のスキを突いた柿乃花ゴールド。表情も真剣です。
↑角が当たっていても、前に進もうとします。ど根性です。
↑牧野郷の角は、まだ柿乃花ゴールドに掛かっていますが。。。
↑角が外れたタイミングで、横から入る柿乃花ゴールド。
↑柿乃花ゴールドに押され、横向きになった牧野郷。
↑柵の手前近くまで、一気に押し込まれてしまいました。
↑牧野郷の左、柿乃花ゴールドの眉間に直撃。めり込んでる。
↑最後まで諦めない。押されても再び向き合います。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)