続いての一戦は、角の形が特徴的な一颯の登場です。
一見すると、下に向いているのは不利なのではと思って
しまうのですが、牛は自分の角の形を理解しています。
それを十分に活かした戦法を取り、対応するんですね。
一方の斬鉄。こちらは角が前方を向いています。
マトモに喰らったら、これも相当痛いはずです。
カンカンという角と角がぶつかる音が響きました。
第八回:斬鉄(七歳/山古志)-一颯(十一歳/八王子)
開始直後から、角と角のぶつけ合い、さぐり合いです。
中に入りたい斬鉄、外から仕掛けたい一颯。
斬鉄が仕掛け、一颯が切り返します。
痛いところに当たっても、我慢して前に出る一颯。
それぞれに攻防が見られました。
どうにかして有利な体勢に持ち込みたい、そんな両牛。
一瞬のスキを突いて、斬鉄が一颯の横から攻めます。
いったんは受けたものの、そのまま押し込まれる一颯。
離れたところで勢子が入り、引き分けとしました。
右が斬鉄。両牛、角のぶつかる音がリズミカルでした。
↑開始直後から、前を見据えて角を使おうとする斬鉄。↑始まる前から泥だらけの斬鉄。一颯の角は下に長いです。↑頭からぶつかっていく斬鉄。一颯も頑張って耐えます。↑一颯の表情もキリッとしました。斬鉄の目は赤くなり。。。↑正面から向かってくる斬鉄。一颯の角は防御の役割も担う?↑一颯の角が斬鉄の目元に。一瞬の隙も作れません。↑横から入ろうとする斬鉄。そうはさせるかと一颯。↑正面からぶち当たります。斬鉄の角が届きました。↑両牛ともすごい体勢。大相撲の仕切りを連想させますね。↑頭を合わせます。斬鉄は不気味なほど冷静な表情です。↑勢いを付けて?一颯が当たります。斬鉄は足を踏ん張る。↑一颯、痛さを耐えてる?目線に意志の強さを感じます。↑斬鉄、一颯の横に一発御見舞い。このあと押し込みます。↑一颯の体が一瞬宙に浮きました。離れたところで引き分け。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)