いよいよ後半戦。
まず最初に出てくるのは推し牛、新宅赤パンダです。
取組が決まった時点では、とにかく驚きました。
相手は鉈のように角を振り回す、角栄号なのです。
今年は落ち着いた取り口を見せてきた赤パンダ。
しかし、前回はちょっと悔しい思いをしました。
それがマイナスのイメージとして残っていないか、
懸念がありました。この状態であの角爆弾。。。。
とことん頑張りを残そう、そう思っての撮影でした。
第七回:角栄号(十三歳/相川)-新宅赤パンダ(七歳/梶金)
頭を合わせて、様子見かと思いきや。。。
まず一発仕掛けたのは赤パンダでした。
そしてまた様子見。。。と思いきや、ぶつかっていきます。
先制攻撃というより、挑発しているかのようです。
年齢でいえば、角栄号のほうが6つも年上です。
でかい角は目に入っていたと思います。
自らを鼓舞する意味も、あったかもしれません。
角栄号は角を振ります。大きな音が響きました。
叩かれますが、赤パンダは低くした頭を上げません。
意地でも引かない、そんな強い思いが感じ取れます。
厳しい角攻撃を見せる角栄号。耐える赤パンダ。
それぞれの意地が交錯します。
勢子が飛び込み、両牛を分けました。引き分け。
この取組、最初に写真を選んだのは19カットでした。
4つ減らせば1回で済むことになります。
しかし、この頑張り。
そこで11カット追加し、2部構成にしました。
今年の最後を飾るに相応しい姿を見せてくれました。
来年はどのように成長するのでしょう。楽しみです。
↑左が新宅赤パンダ。6歳年上にガンを飛ばしてます。
↑開始直後。まずは新宅赤パンダが一発仕掛けました。
↑「おっ!なんだこのでかい角は!」ちょっとビックリ?
↑角栄号を見据える赤パンダの目線。強い意志を感じます。
↑頭をちょっと離して、それぞれ何か考えてる?↑相手が年上だと理解したか、いつもより目線も厳しい。↑角栄号の一発は、動きを封じてしまう威力があります。↑赤パンダ、いいとこ見せた!角栄号の鼻が地面に。。。↑ガッチリ組み合いました。頭の位置が低すぎる。。。↑角栄号は顔も角もでっかい。これだけで脅威です。↑プレッシャーをかけているようにも見えます。圧がすごい。↑しかし、赤パンダは怯まない。堂々と勝負を挑みます。↑真っ直ぐ前を見据える。赤パンダ、落ち着いています。↑貪欲に前を見て、相手を視界に捉えて。負けていません。↑角栄号の左。角だけでなく、耳の下付近も捉えました。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM) 後編に続く