多摩動物公園でレッサーパンダを撮ったのは久し振りだ。
最近は、いつ行ってもたくさんのお客さんでいっぱい。
カメラやスマホを向けたり、親子で楽しんでいたり。
いろいろと思うところがあるし、撮影条件も厳しい。
そんなこんなで、素通りするかチラ見が増えていた。
この時も、そのはずだった。
明らかに場違いなレンズを抱えて歩いていた。
人も多いし、前に陣取ってというわけにもいかない。
まぁいつものこと。
そのまま通り過ぎようと思ったのだが、ふと目についた。
木の高いところに登っているのが見えたのだった。
不思議なものだが、「望遠鏡代わりに覗いてみようか。」
そんなことを考えたので、一番後ろの柵の手前から、
カメラを構えたのだった。でも撮る気は全くなかった。
しかし面白いもので、位置がとても良かったのだった。
最初は「おや?」だったのが「イケるかも?」に変わる。
で、歩いているところを6コマだけ撮影した。
肩肘張らずに、なんとなくピントを合わせたのだが、
意外なことに、ここに載せられるカットが撮れた。
MFレンズ+電子ファインダーの組み合わせは、迂闊に
ピント合わせで楽をしようとすると、確実に失敗する。
一眼レフで撮影していた頃と比べると、ボツが増えた。
視力の大幅な低下も理由の1つになると思うけど。
ただ、たまにこういうことがあるから面白い。
端から見れば、バカみたいな撮影だと思うけれど。
(α7III/SMCペンタックスA☆600mm F5.6ED)