続いての第三回まで、綱を付けた取組です。いよいよここで真醒斗の登場。
闘っているときの表情が実に凜々しい。勝手に「イケウシ」認定してます。
これから成長するにつれ、激しい闘いも経験すると思います。でも顔だけは
なんとか攻撃されないで〜、そんなことを思いながらカメラを向けました。
第三回:真醒斗(三歳/燕)-赤武者(三歳/山古志)
先に赤武者、後から真醒斗が入りました。
どちらも元気いっぱいです。
早く角突きをやりたいのか、ウズウズして動き回っています。
すぐに頭を合わせて、角をぶつけ始めました。
ガンッ。
三歳同士とは思えない、角と角がぶつかる音が聞こえてきます。
とにかくじっとしていません。よく動いてます。
一番の武器である角を使い、相手に向かって行きます。
先に仕掛けたのは赤武者。積極的に押し込みます。
これを真醒斗は、うまく体を捌きながら受けています。
赤武者、攻め込む。
真醒斗は前足をグッと広げ、伸ばして受けました。
こういう受け方をする牛はとても珍しいです。
写真では、先に赤武者も同じような格好で受けているシーンがあります。
しかし前足は後ろに折っているんですね。
真醒斗はこれを前に伸ばします。
上から赤武者が攻撃を仕掛けますが、なんと真醒斗はすっくと立ち上がり、
赤武者を下から攻めるような素振りを見せました。なるほど。面白いです。
今場所はお休みだったFMながおか・佐野さんがもしこの場にいたなら、
「おお〜っ、真醒斗スペシャル!」と実況してくれたことでしょう。
赤武者は一生懸命攻めようとします。前に押し込みます。
真醒斗は体を柔らかく使って受けます。
客席から女の子の声で「がんばれー」と声が飛びました。
赤武者は正面から押し込むのが大変だと判断、横から回ろうとします。
横に回られても真醒斗、首でうまく返しながら受け止めます。
それにしても元気。ずっと動いてます。駆け引きなしの直線勝負。
今度は真醒斗が横に回ろうとします。
角のぶつかる音。
終盤も見せ場を作って、勢子の判断により引き分けとなりました。
両牛とも自分の力を出した一番。一生懸命頑張りました。
綱が伸び、拍手が送られました。赤武者、真醒斗の順に引き上げです。
※記事作成にあたり 、MC勢子・松田さんの解説を参考しています。
↑左が真醒斗。よく動き、一生懸命押し合いました。いいライバルかも? ↑先制攻撃は赤武者でした。綱の色が茶色です。低く構えて突進します。 ↑イケウシと評判の真醒斗。驚いた感じの表情も、どこか凜々しいです。↑真醒斗は綱の色が緑。お互い低く構えています。足の踏ん張りも見事。↑左角が当たっているのでしょうか、手応えを感じているような真醒斗。
↑それにしても、両牛揃って構えが低い。頭のてっぺんでぶつかってる。↑この形になったので、真醒斗独特の。。。と思ったら、これ赤武者だ! ↑よく見ると、真醒斗の頭のてっべんが少し赤くなっているような。。。 ↑真醒斗の得意技、前足を伸ばして受けています。表情もあどけない。↑ところが。低くしているのはこうやって立ち上がり、攻撃するためか?