9/20 山古志闘牛 響-子龍

第三回:響(四歳/新潟)-子龍(三歳/山古志) 

 

先に響が入ってきました。小走り、そして踊るように跳ねています。

6月の初場所から、今回まで6回連続出場中です。元気いっぱい。

そして後から子龍が登場。こちらも楽しそうに走っています。

この一番までは、綱を付けての対戦となります。

黒牛が響、赤牛が子龍です。 

 

ファーストコンタクトは早いです。すぐに頭をぶつけて取組開始。

こちらも両牛よく動いています。

頭を合わせて、響はおそらく、相手が年下であることを理解しました。

なので、響は先輩として角突きを教えている、そんなふうに見えます。

子龍が押し込み、場内が盛り上がりました。勢子も声を飛ばします。

響は押し込まれても、落ち着いて受けています。

若い牛は一場所一場所が経験、先輩の胸を借りて成長していきます。

子龍にとっては、経験を積む上で大切な取組であるといえるでしょう。

響としては、まだまだ心に余裕があります。

「さあ、もっともっと攻めてこいよ ! 」若い子龍に伝えているかのよう。

子龍は一生懸命、これに応えようとしているのです。

今度は響、角の使い方を教えるかのような動きを見せます。

牛は自分の角の形を知っています。

それをどうやって使うか、これはそれぞれの闘い方のセンスになります。

子龍は馬力型の体つきをしています。馬力で押そうと試みます。

それを響が首を出して、柔らかさを使って受けています。

横に並んでいるような体勢になりました。これだと押し込めません。

T」の字の形になれば押し込めますが、「=」では難しくなります。

子龍は響に角を引っ掛けられました。しかし、馬力で前に出ます。

勢子が声を出し、子龍がそれに対応するかのように、押しています。

三歳とはいっても、子龍は年の割に大きい牛です。

時間がそこそこ経過しましたが、まだ両牛は動いて闘っています。

お子さんでしょうか、「がんばってぇ ! 」の大きな声援が聞こえます。

やがて足に綱が掛けられ、両牛がスッと分けられました。

客席からは、大きな拍手が沸き起こりました。 

 

引き回し。響の牛持ちは女性です。 

会場からの声援に応えて、手を振ったりしながら響と歩いています。

子龍はそんな響をずっと見ていました。

若い牛にとってはこれが大事なこと。意地が生まれてくるのです。

でもなんとなく、これだけではないような気がしました。

子龍だってオトコですから、ジェラシーを感じていたのかもしれません。 

 

※参考: MC勢子・松田さん(解説) FMながおか・佐野さん(実況)

※動画は山古志闘牛会のYouTubeチャンネルで。登録もお願いします。

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↑左が子龍。右の響はやっぱり余裕の表情ですが、子龍はちょっと緊張気味 ?

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↑ファーストコンタクト。両牛とも気合満点、鋭い目線で睨み合いました。

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↑それぞれに思うところあり。子龍は冷静に、どうするか作戦を立てているようにも。

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↑真剣な表情で、頭を合わせます。子龍の、気合の入った表情に注目です。

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↑子龍の攻めを、柔らかく受け止める響。表情も、どこか優しげに見えます。

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↑響は6場所連続出場中。大きな経験を積み、様々な戦況を体験しています。

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↑響、見事な前傾姿勢で踏ん張ります。上から睨み付けられるのは、さすがに怖そう。

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↑子龍、落ち着いています。いい表情を見せてくれました。

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↑子龍の体に頭を付ける響。表情も落ち着いています。

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↑響、角を使ったT字攻撃を教えている ? 子龍も足を踏ん張ります。

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↑響の表情が厳しくなりました。子龍はさすがに気圧されているかも。

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↑子龍の攻撃。響は足を折り曲げて対応しています。あれ、この形は。。。

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↑前傾姿勢の子龍、響のことをよく見ています。これも勉強です。

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↑響の表情がすごい。子龍も負けじと目線を返します。

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↑そろそろ終盤。まだ頭を付けています。子龍の目の周りが赤くなってきました。

(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)



by keiji_takayama | 2020-09-24 01:15 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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