8/15 山古志闘牛 闘龍-ドッコイ丸

第七回:闘龍(八歳/山古志)-ドッコイ丸(六歳/平島)

さて、いよいよ取組は後半戦に入ります。
まずは闘龍が入場 ! と思いきや。八歩目でもう前掻きを始めました。
そして、豪快かつ力の入ったまま掘りを見せます。
掘る掘る掘る ! 角がまるで「つるはし」のよう。土を跳ね上げます。
首を逆さにして、まるで地下道でも掘るんじゃないかという勢い。
そして、首を振って土を落とします。
次は再び前掻きです。前足で土を後ろに跳ね飛ばしました。
そして土を落としたはずなのに、また角で土を掘ります。
道路工事でもしているような雰囲気です。土を掘って前に進んでます。
続いて前掻き。そしてまた左右の角で土を掘る !
角が見えなくなるまで土に突っ込み、掘り返します。
これだけでもうお客さんの心を掴んだようです。力の入った闘龍。
のっしのっしと歩き始めました。相手を待っています。
闘龍の角には、掘った土が溜まっていました。
そして、ドッコイ丸が入ってきました。こちらはなんと三歩目から。
前掻きをして、左右の角で土を掘ります。
どうやら、パフォーマンスを見せる闘龍の姿が目に入ったようです。
土を跳ね上げるドッコイ丸の顔は、早くも土だらけになりました。
この間、闘龍は低い声で唸り続けていました。

迫力はとんでもないのですが、この一番は綱が付けられました。
ドッコイ丸は徳之島から導入したばかり。まだ場所に慣れていません。
頭を合わせようと、勢子がゆっくり両牛を近付けます。
しかし闘龍は後ずさり、横に避けるような素振りを見せました。
ドッコイ丸が一睨み利かせたのです。
闘龍は飛び込もうとしたものの、キッと睨まれてしまいました。
これで隙がなくなってしまったのです。
相手から目を離さずに、戦略を練って歩き回る両牛。さてどうなるか。
ドッコイ丸はこの間も前掻きを見せます。威嚇しているようです。
一声唸った闘龍、再びドッコイ丸に向かおうとします。
しかし、横を通り過ぎました。ドッコイ丸はそのままの体勢です。
横向きに体を大きく見せて、「かかってこいよ ! 」というところ。
闘龍は飛び込もうと試みるも、またしても隙がありません。
なんとか頭を合わせたい勢子。駆け引きをしている両牛。
場内は静かになりました。
一瞬だけ頭を寄せたけれど、すぐさま離れます。
そして動かない。
迂闊に動くと隙が生まれて飛び込まれる、これを牛が理解しています。
ここで勢子の判断により、引き分けになりました。

闘龍、ドッコイ丸とも前掻きを始めます。
これも闘牛。
頭を合わせるだけではない、こうした心理戦も立派な闘牛です。
先にドッコイ丸が引き上げ。
唸っていた闘龍は、ちょっと残業。場所の雰囲気に慣れる練習です。
何度か唸ったあと、堂々の足取りで引き上げていきました。

この取組、両牛が対峙しているシーンは撮れないと思ってました。
なので、とにかく重なるシーンがあれば即座にシャッターを切ろう。
そう決めていました。やっとこさ撮れたのがこの6カットです。
とにもかくにも、記録を残せて良かった。
動画では闘龍の表情を確認することができます。
ここではドッコイ丸。正面から、そして横目でも睨み付けています。
闘龍はやや左向きでしょうか。角には掘りまくった土が付いていました。

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※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑顔が見えているのがドッコイ丸。照準を闘龍の顔に据えています。
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↑手前の闘龍の角には、掘りまくった土が残っていました。ドッコイ丸は睨む。
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↑少し距離ができました。 ドッコイ丸はまだ睨んでます。
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↑ドッコイ丸は横目でまだ睨んでいます。顔全体が見られるようになりました。
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↑少しずつ離れていく両牛。
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↑ずいぶんと距離が離れました。ドッコイ丸はまだ睨み付けています。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2020-08-31 00:43 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama