8/2 山古志闘牛 響-張飛

第四回:響(四歳/新潟)-張飛(三歳/山古志)

響が先に入ってきました。走っての入場。元気が良さそうです。
そして一発、低い声で唸りました。とても大きな牛です。
なんだかとても楽しそうに、飛び跳ねています。
そして張飛の入場。こちらも走っての入場となりました。
この一番も、三歳の張飛が四歳の胸を借りる一番になります。
付けられている綱が緑色は張飛、黄色が響です。

ゲートが閉まり、頭を合わせます。
張飛はここ最近体が大きくなってきました。
響は、相手が年下だということをもう理解しています。
なので、「胸を貸す」という判断をしています。
張飛「体の大きい相手、どうやって闘いを仕掛けようかなぁ。」
響「おい若いの、来ないのならちょっとオレが見せるぞ。」
そんな感じで、響が頭を下げて角を出しているようにも見えます。
張飛、押し込みました。響は余裕があります。
響は一年間、闘牛場で経験を積みました。これが財産になっています。
張飛は正面から押すのが大変なので、横から押し込もうとしました。
相手の重さを、できるだけ自分が受けないように横から押すのです。
響はこれに対し、落ち着いて張飛の攻めを受け止めます。
次は響、右角を使って張飛の左角を下から掛けます。
「角というのはこうして使うんだよ。」響が張飛に教えているようです。
これをかいくぐり、張飛は横から攻めようとします。
響は首を出して、どっしりと構えています。
張飛にとっては、大きな経験を積む一番になりました。
一歳でも年が上の牛と、頭を合わせる。
若い牛を育てるために、とても大切なことなのです。
張飛が再び押し込み、響は落ち着いて、首を出して受け止めます。
勢子も声を出しています。
しばらくして、勢子が引き分けに。客席からは拍手が送られました。

張飛は形のいい角を持っています。これからの成長に期待できます。
響、張飛の順に引き上げました。

ちょっと興味深いのは、響は瞬時に相手のことが年下だと理解して、
胸を貸す役割をちゃんと果たす、ということです。では張飛はどうか。
相手が年上だと理解し、持てるものをぶつけて押そうとするのかなと。
三歳の若い牛を見ていると、一生懸命押そうとする様子が伺えます。
双方がちゃんと相手のことを理解し、それぞれの立場で闘うのだと。
いわば現場で稽古をつけてもらうわけで、まさに「生」の指導です。
牛たち同士でそれをちゃんとやっている。人間より優れてます(笑)

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※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑右は張飛、左が響。正面からぶつかるシーンもありました。日差しが強いです。
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↑開始直後。響がやや低く構えて、角を出しています。
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↑張飛、いい表情です。響のことをじっと見つめながら、堂々と頭を合わせます。
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↑場所が変わっても同じ。響を正面から押そうとしている ?
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↑響から攻撃の仕方を教わっているのか、ちょっと顔を顰める張飛。
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↑「さて、どうやって攻めようかな』考える張飛。響の綱が当てられました。
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↑左側、響の体はとても柔らかそうです。この体勢、ちょっとすごい。
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↑これは張飛がいいところを見せました。弾け飛んだ泥が演出をしてくれます。
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↑睨み合いというところですが、張飛はちょっとプレッシャーを感じている ?
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↑こうして見ると、響はとても大きいですね。これが間近に迫ってきたら。。。
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↑練習の成果か、張飛も堂々と睨み合うようになりました。成長が早いかも。
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↑横から押し込む張飛。闘志満々の表情を見せました。
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↑横から頑張る張飛、それを受ける響。どちらも真剣な表情。いいシーンでした。
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↑頭を下げる響。それにしても、体の大きさは年一つで随分と異なりますね。
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↑張飛は終了まで頑張りました。響は今回も、いい先生になっていたようです。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2020-08-11 10:14 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama