7/24 山古志闘牛 庄八-参星 後編

第九回:庄八(六歳/中野)-参星(十一歳/堀之内、関原) 後編

庄八は参星より五歳年下です。人間で言えば五十代と三十代の対戦。
写真を見て感じたのは、参星の表情が優しい、ということでした。
庄八はギラギラするような目線を参星に向けています。
しかし、参星のほうはといえば、それを受け止めているようです。
たまたまそういう場面でシヤッターを切っていたのでしょうけど、
こう思ったのは一度や二度ではなく、かなり多かったんですね。
そこで何となく勝手な想像を働かすと。
「胸を借りた」庄八に対して、稽古を付けていたのかなと。
どことなくですが、若手と闘った昨年千秋楽の武雄力を思いました。
牛は最初に頭を合わせた時点で、相手のことを理解するといいます。
取組直後の、庄八による先制攻撃でそれを知り、対応したのかなと。

そう思って写真を見ると、どうも合点がいくんですよね。。。

それにしても、いい形を見せてくれました。
もともと今場所は、全体的に撮影した枚数が多いです。
この一番は353と書きましたが、このあと過去最高撮影枚数を記録した
取組が出てきます。まだ写真全体を見ていませんが、これも二回かな。。。

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↑後編です。やっぱり参星は優しそうな表情で、庄八を見ているような。。。
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↑庄八、横からの攻めでしょうか。参星は受ける体勢を整えているようにも。
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↑でもこれは参星が押してるなぁ。うん、教えているのだとしておきましょう。
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↑こうして頭を合わせている写真を見ると、参星の角の長さが目立ちますね。
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↑参星の角が間近に迫ってきて、ちょっとドッキリの庄八。だったりして。
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↑横から押されている参星。でも、あまりヤバそうな表情ではないような気が。
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↑一方の庄八。一生懸命なところがよくわかります。
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↑この取組はずっと雨が降っていました。角の交錯。庄八の目線は鋭いです。
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↑当たった瞬間でしょうか。毛がたくさん舞っています。参星はどっしり。
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↑こちらも当たったところ。毛が舞う中、参星は穏やかな表情を浮かべました。
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↑見ようによっては、直接アドバイスしているようにも。。。? ナイショ話かな。
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↑庄八は力の入った表情。参星には余裕が感じられます。
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↑庄八はなんとも面白い体勢になりました。参星は体を低くしています。
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↑参星はやや様子見な感じ。角のカーブが美しいです。
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↑終了間際のごっつんこ。この一番、庄八にとってはいい経験になったでしょう。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2020-08-01 13:07 | 山古志闘牛場 | Comments(0)

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け20年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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