7/24 山古志闘牛 真醒斗-雲長

コロナウィルスの影響は山古志闘牛にも及んでいます。
本場所が三回中止になりました。入場料収入が減ってしまったのです。
かといって、頑張っている牛の食事をカットするわけにはいきません。
そんなこともあり、24日に追加開催されることになりました。
いつもの対策、検温やチェックシート、間隔を作っての観戦に加え、
個人としてはフェイスシールドやポリエチレン手袋を用いました。
加えて、記入用としてスタンプを使用しています。これで接触はなし。
売店にも行きたかったけれど、ふらふら歩くのがプラスになるとは
思えなかったので、会場での声出しとともに、自粛しました。
ずっと座って開始を待つのは、カメラ小僧時代に何度も経験してます。
こういうことが生きるもので、全く苦ではありませんでした。
闘牛場の雰囲気を楽しみ、時が流れるのを感じるのは心地よいです。

取組開始は13時ですが、11時45分頃に牛が入ってきました。
元気に闘牛場を走り回り、土を掘り、何度も唸り声を出します。
いくつか場所を変えて、この動作を繰り返していました。
ときどき場内のお客さんを見回すような仕草も見せます。
闘牛場の全体に、何かアピールしているようにも感じました。
そしてまた唸る唸る。角で地面を掘ったりもしています。
この牛は闘龍です。前回、斬鉄との一番でちょっと悔しい思いをしました。
それを払拭するためか、闘牛場の足場に慣れてもらうためでしょうか。
いい発散、練習になったようです。
ちょっとは満足したのか、のっしのっしと帰っていきました。
会場からは拍手が起きました。また次頑張ろう。

第一回:真醒斗(三歳/長岡)-雲長(三歳/山古志)

真醒斗、雲長ともに元気がよく、飛び跳ねながら入場。
牛の三歳というと、人間で言えば小学校高学年から中学生くらい。
仕草一つを見ても、まだ若いということが感じ取れます。
真醒斗の体重は現在、650キロから700キロほど。
将来的には1トン近くになってもらいたいと思っています。
客席にどうやら犬がいるようで、キャンキャン鳴いてる。大丈夫 ?

この両牛、すぐに頭を合わせました。勢子が声を出します。
赤牛が真醒斗、黒牛が雲長です。
まずは雲長が先制攻撃を仕掛けました。真醒斗は落ち着いて受けます。
犬はまだ鳴いています。怖いんじゃないかなぁ。。。
若い牛なので、押し込まれると頭を離して遊びたくなることもあります。
しかし真醒斗はそんな仕草は見せず、頭を外さず受け止めました。
この両牛、角を見るとなかなか楽しみな角をしています。
ここで雲長が真醒斗を横から押し込み、場内が沸きました。
真醒斗は体の柔らかさを使ってそれを受けます。
前の席に座っていた若い夫婦。男性が「すごーい」と呟きました。
雲長、一生懸命攻撃を仕掛けます。真醒斗は体の柔らかさを使います。
犬、負けじと(かどうかは解りませんが)鳴いてます。
前の夫婦。女性が「まさとがんばれ」と声援を送りました。
勢子の声も大きくなりました。
真醒斗が出ようとしたところ、角が外れたタイミングで雲長が仕掛けます。
前足を真っ直ぐ伸ばして、真醒斗が受けます。なかなか珍しい受け方です。
この両牛、六歳七歳くらいまではグッと体が大きくなる、そう思います。
雲長、よく仕掛けます。真醒斗は柔らかさを使って受けます。
双方が多彩な突き方を見せてくれます。
前の席の女性、再び「まさとがんばれ」と声援を送りました。
これは早くも心を掴んだのか ? さすがイケウシだなぁ。
真醒斗は目の縁が充血してきました。闘いに熱が入っている証拠です。
自分の力を一生懸命に出そうとしています。
雲長はこれに対し、角突きの巧さを感じさせる突き方を見せてくれます。
「ほらほらはいはいはい ! 」「ほらきた ! 」客席が盛り上がる !
真醒斗が先に仕掛けるも、角が外れた瞬間に雲長が飛び込みました。
前席の夫婦、「うんちょうやるな」「うんちょう。。。」と呟いてます。
勢子の判断で引き分けになりました。

取組は終わりましたが、両牛はまだお互いを見ています。
この二頭、今後ライバルとして鎬を削るのでしょうか、そう思えてきます。
真醒斗は硬そうないい角を持っています。雲長、真醒斗の順に引き上げ。

今年デビューした若牛たち、個性的で実に面白いです。
綱が付けられているとはいえ、元気はつらつと動き回って一生懸命。
見ていてとても楽しめます。
雲長は見るからに強そうです。真醒斗は凜々しいイケウシです。
どのように成長していくのか、楽しみにしています。
※動画は山古志闘牛会のYouTubeチャンネルで。登録もお願いします。
※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑左、真醒斗。右、雲長。やっぱり真醒斗はイケウシだなぁ。目が輝いてます。
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↑雲長、開始直後の先制攻撃。さすがに「おっ」という表情を浮かべる真醒斗。
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↑横からの攻撃 は雲長。真醒斗は首を柔らかく使います。まだ余裕あり。
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↑真醒斗の表情が真剣になってきました。目元キラキラ、AFの食いつきもいい。
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↑雲長の角が真醒斗の目元上付近に。真醒斗は我慢のタイミング。
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↑これまた雲長の攻撃でしょうか。目線も鋭いですね。
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↑真醒斗、雲長に向き合う。凜々しいですね。
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↑しかし雲長はなかなかの試合巧者。またしても真醒斗を押し込もうとします。
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↑睨み合う両牛。それぞれ気合十分です。
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↑真醒斗の角が雲長の耳下付近に。これはちょっと痛かったかも。。。
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↑頭を合わせての睨み合い。真醒斗の足はなかなか立派です。
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↑真醒斗、雲長ともにいい表情。デビューしたばかりとは思えません。
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↑メインカットの約1分後、再び訪れたシーン。似ていてビックリでした。
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↑終盤、雲長に押し込まれた真醒斗。ちょっとビックリしたかな ?
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↑終了まで頑張りました。今後も注目していきたいと思います。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2020-07-26 00:24 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama