7/12 山古志闘牛 六蔵-飛将

第七回:六蔵(七歳/池谷)-飛将(塩沢/五歳)

「よしたー」の掛け声とともに、まずは飛将が入ってきました。
低く大きな声で唸っています。客席から「お〜」の声が。
「今日のオレの相手はどこのどいつだ ! 」相手の入場を待ちます。
そして拍手とともに六蔵が入ってきました。ゲートの締まる音。
七歳の六蔵に、五歳の飛将が胸を借りる一番です。
赤牛が飛将、黒牛は六蔵です。

取組が始まり、勢子が声を出します。
飛将はとても大きくなりました。体だけですと、六蔵にも匹敵します。
牛が移動しているのか、ざわざわと音がします。
角のぶつかる音。まずは六蔵が先制攻撃を仕掛けました。
これに対して、飛将は落ち着いて受けます。
「よしたー」の声が大きくなりました。
手拍子と掛け声で、双方の気分を盛り立てます。
六蔵は、自分の角を相手の角の下に入れて(かけ技)使おうとします。
飛将のほうは、それをうまく外して逆に自分が角を使う。
大相撲に例えると、双方が下手を取り合う展開です。
そして、少しでも横に入ることができれば、六蔵は横から押し込みます。
これを飛将が落ち着いて受ける。
勢子の手拍子が大きくなりました。
六蔵、横から入ろうとする、飛将、切り返す。
双方とも、自分の角を相手の角の下に入れていきたい。
飛将が入った ! さらに押し込む !
六蔵、これを土手を使って場所の中央に戻ります。
うまく双方が下から角を使う。
掛けられればそれを外して、切り返した瞬間を狙う。
六蔵が先に仕掛けた角を飛将が外し、横から狙おうとしました。
続いて六蔵→飛将→六蔵の順に切り返していきます。
飛将がまた入ろうとするも、六蔵が切り返しました。
勢子が牛の体に気合を入れる音も聞こえます。勢子の声、よく響きます。
場所のほぼ中央、どちらの牛も仕掛けどころを狙います。
しかしなかなかその隙がありません。
六蔵、左角で掛けて前に出ようとする。飛将、うまく外す。
どちらも、「無理矢理仕掛ければ相手に隙を与える」と理解しています。
慎重に、仕掛けどころを探っています。
勢子の声、さらに大きくなる。客席、どよめく。
飛将が馬力を使って前に出ました。しかし、直後に形勢は逆転します。
しかし、これを再び逆転させて飛将が押し込もうとします。
「はいはいはいはい」勢子の声。
どよめいている客席から「きたきた ! 」「がんばれ ! 」声援が飛ぶ。
走る音が聞こえ、やがて大きな拍手。勢子が引き分けにしました。

ザーッという大きな音。なんと大雨が降ってきました。
雨中の引き回し。六蔵、飛将の順に引き上げていきました。

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※記事作成にあたり 、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑左、飛将。右、六蔵。クロスカウンター気味に、それぞれの角がヒットしました。
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↑先に仕掛けたのは六蔵。飛将は「お ?」みたいな表情を浮かべています。
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↑これは六蔵の厳しい攻め。飛将、ビックリ ? 顔が埋まってしまいました。
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↑序盤は六蔵ペース。落ち着いた表情です。
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↑飛将の目線が鋭くなってきました。年上の六蔵に、物怖じせず向かっていきます。
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↑角を下に入れたい、これの応酬でしょうか。飛将の首のカーブ、柔らかいです。
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↑この飛将の表情、カッコいい。六蔵をクールに見据えています。
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↑中盤から終盤は飛将のペースでした。六蔵はプレッシャーを感じてる ?
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↑しかし六蔵も負けてはいません。一瞬、飛将の体が宙に浮きました。
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↑六蔵が飛将の下から押し込もうとします。でも飛将もお見事。立て直すのです。
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↑六蔵の目線にも力強さが戻りました。どちらも気合十分です。
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↑横から攻めたい六蔵。目線も強い。飛将の首が長く見えます。
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↑これは飛将、お見事。右角を六蔵の目元付近に炸裂させました。いい表情。
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↑そろそろ終盤。双方ともまだまだやる気は失っていません。
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↑うわっ、飛将の角がギリギリのところに。六蔵、目は開いたままです。すごい。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2020-07-19 18:22 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama