7/12 山古志闘牛 子龍-雲長

7月12日、山古志闘牛が開催されました。天気は曇り+雨。
今回も全取組を紹介していきます。牛たち、みんな頑張りました。

第一回:子龍(三歳/山古志)-雲長(三歳/山古志)

最初は若い三歳の牛からです。
山古志の角突きは、三歳にならないと出場することができません。
先場所にデビューできた牛、今回が初めてとなる牛がいます。
こうした牛たちは、闘牛場やお客さんのいる雰囲気に慣れていません。
そんなわけで、遊んだりしないように、綱を付けての対戦になります。

先に雲長、あとから子龍が入ってきました。
先場所、雲長はやはり三歳の玄徳と対戦し、一足早くデビュー。
子龍は今回が初めての角突きになります。
赤牛が子龍、黒牛は雲長です。さて、取組開始。

まずは雲長が先に仕掛けました。子龍は馬力で押し込もうとします。
雲長、柵際で子龍の仕掛けた角が外れたところを押し返しました。
子龍は若いですが、馬力の出る体のつくりをしています。
雲長の角は、とても使い勝手が良さそうです。
子龍が馬力で押し込もうとすると、雲長は首を出して押し込みます。
牛はたいてい、押されると後ろに下がります。
しかし雲長は、首を出して、子龍の力を横に逃がそうとしている、
そんなようにも見受けられます。こういう牛はなかなかいません。
子龍、頭を下げて馬力で出ようとする、しかし雲長は落ち着いています。
若い牛というと、広いところに出て大勢のお客さんを前にすると、
自分がどうやっていいかわからなくなることもあるのですが、雲長は
落ち着いています。子龍は一生懸命押しますが、雲長が受け止めます。
勢子の声が聞こえてきます。子龍、パワーを使って前に出ようとします。
子龍の角は横に伸びています。使い勝手が良いわけではありませんが、
首から前足の付け根まで、馬力の出る体つきです。雲長は受け止める。
牛の動きはあまり大きくないですが、鼻息で力の入りが感じられます。
そして、勢子の判断で引き分けになりました。

子龍、実は会場に来るまでに鼻を痛めてしまいました。
出血はなんとか止まりましたが、まだ鼻は痛そうです。
それでも、いい角突きを見せてくれました。
ちょっと痛かったかもしれないけど、印象に残るデビュー戦です。
時間も長く感じられ、見せ場もちゃんと作ってくれました。

こうしてデビュー戦からその姿を見られるということは、その牛が
どのように逞しく成長していくか、これを見て感じることができます。
好きな牛の一頭である「新宅赤パンダ」がまさにそれでして。
初めて見たときはちょっと心細いような表情を見せていましたが、
それがだんだんと強くなり、逞しくなり。いい顔になってきました。
写真はそれを感じる記録です。デビューした牛がやがて強くなり、
そういえばこの時は。。。なんていう思い出に浸れる。そんな場所。
Twitterなどは流れたらそのまま埋もれてしまうのが多いですが、
ブログにまとめておけば、すぐにそれを取り出すことができます。

牛たちはみんな頑張ってます。そのことを残しておきたいのです。
因みに、YouTubeで動画配信されている映像は、ここに載せている
写真を撮影している場所の、ほぼ反対側正面から撮られています。
そうと解ればけっこう面白さが増すと思います。新しい発見もあり、
ちょっと見るつもりが気付くと何回も見返していた、なんてことも。
今場所の取組は「14」ありました。次までにすべて書けるかな。。。

※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
※YouTubeで動画配信されています。チャンネル登録もお願いします。
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↑子龍が左、雲長は右。実はこれ、終盤の様子です。もう慣れたのかな?
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↑開始直後。低く構える子龍に対し、雲長はちょっと狼狽えてる?足がキュート。
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↑横から攻めようとする雲長。確かに子龍の鼻はちょっと赤いかも。。。
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↑子龍、いい顔になってきました。雨が降ったので地面は泥濘んでいます。
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↑これは雲長の一撃。子龍の耳の付け根にヒットしました。
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↑露出オーバーですが、外せないカット。雲長、横からの突進を見せました。
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↑これは子龍、根性のカット。いい目をしました。デビュー戦とは思えません。
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↑堂々の踏ん張り。力が入っています。
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↑雨で毛が濡れているのもいいですね。睨む雲長の目線にも注目です。
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↑頭を付けての睨み合い。堂々たるものです。
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↑今度は子龍が、横から雲長を押し込もうとしました。雲長、落ち着いています。
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↑こりゃあいい目線ですねぇ。しっかりと雲長を見据えています。
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↑少し引きで。子龍はこれがデビュー戦です。立派な闘いっぷりを見せました。
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終盤まで疲れる素振りも見せずに、堂々とした角突きでした。よく頑張った !
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2020-07-14 00:17 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama