6/21 山古志闘牛 小文吾-飛将

第六回:小文吾(六歳/山古志)-飛将(五歳/塩沢)

先に入ってきたのは小文吾です。あとから飛将が登場。
小文吾がゴウゴウと大きな声を出します、飛将もこれに応えています。
この「飛将」という名前、とてもカッコいいですね。
「ひしょう」言葉を聞くと、まず思い浮かべるのが「飛翔」です。
空中をとびゆくこと。手持ちの国語事典にはそう書いてあります。
ところが、「飛将」なんですね。大将の「将」なのです。
この一文字に様々な願いが込められている、そんなことを感じます。

取組開始。勢子の声も響き始めました。
ファーストコンタクトは両牛頭を合わせず、場内からは笑い声が。
飛将がまずは横目で小文吾を睨みました。
ところが小文吾はちょっと考えている感じです。
「さて、今日はどうやって闘おうかな」まだまだ牛に余裕があります。
相手が怖くないので、こういった時間を作ることができるわけです。
牛にとっては大事なこと。
これから経験を積んで、意地とか根性を持てるようになります。
さて、いよいよ双方の気合が高まってきました。
飛将が相手の角の下に自分の角を入れて、引っ掛けようとします。
対して小文吾は、首の柔らかさを使います。これが小文吾の最大の武器。
柔らかいものを折るのはとても難しいことです。
首を柔らかく使って受けるということは、楽ができるというわけです。
これも受け方の一つ。
「よしたー」の声があちこちから、大きく聞こえます。拍手の音も。
小文吾はとても老獪というか、ベテランみたいな動きを見せます。
できるだけたいへんな思いをせず、最小限の力で受け止めているよう。
飛将はなんとか前に出ようとします。しかし小文吾は柔らかく受ける。
やがて勢子の走る音、場内には大きな拍手。引き分けになりました。
伊之助、柿乃花怒濤、充号、そしてこの飛将。まさに黄金の五歳世代。
面白い闘いを見せてくれます。

写真を見返してみると、飛将はとても効果的に攻めているようです。
けっこう小文吾に角を当てているんですね。それも、強そうな感じ。
しかし小文吾は大したもので、痛そうな素振りは見せません。
「おお、やるなぁ」みたいな表情もありますが、ケロッとしてました。
終盤にはこちらが驚くシーンがありました。これはさすがにヒヤリ。
でも最後までしっかり組み合っていましたので、一安心でした。

※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
※YouTubeで動画配信されています。チャンネル登録もお願いします。
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↑右が飛翔、左が小文吾。飛将の積極的な攻撃が印象的でした。
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↑開始直後。場内では解りにくいですが、飛将が小文吾を横目で睨んでいます。
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↑睨み合いつつも、まだ考え中 ?
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↑今度は頭をくっつけて。「さて、どうしようかな」みたいな感じ。
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↑だんだんと動きが出てきました。小文吾の首は柔らかそうです。
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↑飛将、頭を低くして小文吾に向かいます。目線も鋭くなりました。
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↑小文吾、頭を低くしています。こんなに曲がるんですね。。。すごい。
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↑飛将の当たりが強かったか、ちょっとピックリした様子の小文吾。
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↑これは小文吾のいい角使い。飛将の耳元付近に当てています。
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↑お互いの意地が感じられるシーン。足の踏ん張りにも注目です。
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↑飛将の角が小文吾にヒット。しかし、小文吾の表情は強いままです。
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↑飛将が小文吾に角を当てるシーン、何度かあります。小文吾をしっかり見据えて。
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↑こちらは飛将にプレッシャーをかける小文吾、でしょうか。思い切り睨んでます。
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↑小文吾の目に角が ! ! 最初にパソコンの画面で見たときはとても驚きました。
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↑最後の最後まで元気一杯、真剣勝負でした。次回も楽しみです。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2020-06-29 11:47 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama