オリンパスである。当初の人気は凄まじかった。一時期E-P1を所有し、
動物園撮影にも使っていたけど、便利でしかも面白かった思い出がある。
買いに来てくれる、特に女性のお客さんは「E-P1をください」ではなく
「あおいちゃんのカメラが欲しいです」と指名するほどだった。これは、
長らくCMに出演している女優の宮崎あおいさんと、使われていた曲の
印象によるイメージが、カメラの雰囲気とバッチリだった影響かと思う。
E-P1は手放したのだけど、これを書いていたらまた欲しくなってきた。
E-P1 ¥5,500 2009年発売、1230万画素。初代。ブームを作った機種。
E-P2 ¥6,600 2009年発売、1230万画素。ファインダーの装着が可能。
E-P3 ¥8,800 2011年発売、1230万画素。AFの速さ、操作性が向上。
E-PL1 ¥4,400 2010年発売、1230万画素。より軽量に。ストロボ内蔵。
E-PL1S ¥5,500 2010年発売、1230万画素。AF性能の向上など。
E-PL2 ¥5,500 2011年発売、1230万画素。基本性能のアップ、変更。
E-PM1 ¥4,400 2011年発売、1230万画素。シンプル&キュート。
E-PM2 ¥8,800 2012年発売、1605万画素。タッチAFシャッター採用。
大きく分けて3つのシリーズがある。マウントアダプターが豊富に揃い、
「昔使っていたレンズ」「家にあったレンズ」「もらったレンズ」の復活に
多大な貢献を齎している。これはパナソニックのカメラも同様だ。画素も
比較的多めなので、十分以上に楽しめると思う。価格以上の価値がある。
そんなわけで、けっこう人気がある。安いので衝動買いの対象になるし、
上記のような理由でカメラを探しているユーザーの、絶好のターゲット。
クルマでもよく言われることだが、新しいコンセプトの製品を試すなら、
まずは初代を使うべきだと思っている。その後に出てくる後継モデルは、
多少なりとも、初代機を使用したユーザーの声を反映させるからである。
メーカーが最初にやりたかったこと、これが凝縮されているのがE-P1。
なので、まずはこれがオススメ。爆発的に売れたので探しやすいのも〇。
しかし、これが5,500円とは。発売から10年が経過したのも感慨深い。
写真は多摩のゴールデンターキン。いつも何かと助けてもらっている。
E-P1から始まったオリンパスでの動物園撮影は、現在も続いている。
(OM-D E-M1/NewFD 150-600mm F5.6L)