オカピは寒いので室内だろうし、撮れてもカンガルーかなぁと。
これまでにも何度か助けられているし、頼むぞという感じだった。
特に意図したわけでもないが、いつもと回るルートを変えてみる。
オオツノヒツジは最初のほうに立ち寄るのだけど、これをラストに
変更することにした。バーラルを撮り始めた頃から西陽が差し込み、
これがオオツノヒツジのところで見られたらいい、そう思っていた。
カピバラが新しく入っていて、それに見入ってしまい到着が遅れた。
14時15分頃だったと思う。
近くで見られるところもあるが、持っている画角は1000mmである。
遠くからでないと、狙えないことは覚悟していた。
と、寄ってみたら。あまりのことにビックリした。
まさにここ、という位置に、大きなオオツノヒツジが鎮座していた。
角がでかい。しかも、角には歴戦の証拠が刻み込まれていた。
くるんと丸まった先は、目を覆い隠してしまいそうである。
そしてその横には、まだ若いけれど元気そうな別の雄がいた。
ここまでの条件はなかなかないだろう。タイミングがよかった。
しかも、お年玉だと言わんばかりの、絶好の位置にいる。
この姿を見たお客さんは、そのまま通り過ぎることができなかった。
「カッコイイ ! ! 」と言いながら近寄り、しばしその姿に釘付けだ。
連写はしないけれど、シャッターはかなり押した。
電子ファインダーに1000mmの画角、これをマニュアルで合わせる、
というのはなかなかに難儀する。ちょっとズレるとすぐに外れてしまう。
保険代わりも兼ねて、多めに切っておく必要があった。
とはいうものの、到着した直後はこれを見てかなり興奮したようだ。
初期のカットは悉くピントが合っていなかった。
手前の角に合わせている。
マニュアルだとこれが恐ろしいところで、絶えず修正をしておかないと
すぐに全ボツが起きてしまう。ありがたいもので、ここに掲載できる
カットが複数あった。ちょこちょこ、関連の写真も載せられそうだ。
これは縁起のいいスタート。何とかこれを続けられるといいのだけど。
(OM-D E-M1/NewFD 500mm F4.5L)