10/13 山古志闘牛 小豆丸-山闘

まずは山闘が入場。白い毛の混じった粕毛牛(かすげうし)です。
そして、後から入ってきた小豆丸。こちらは赤と黒の混じった虎毛の牛です。
この小豆丸、とても個性的なオンリーワンの牛。カッコいいのです。

第六回:小豆丸(八歳/長岡)-山闘(五歳/山古志)

山闘は、今年沖縄から導入した牛です。
まだ闘牛場に慣れていないので、綱を付けたままの対戦になりました。
取組開始直後、カツーンという音が響きました。
まずは山闘が左角で一発二発三発と、小豆丸の額を傷めます。
これに対して小豆丸も、頭を下げて仕掛けていきます。
ここで「お〜っ」という声が、客席のあちこちから聞こえてきました。
今度は山闘が切り返す ! ゴツンという音が何度か聞こえてきます。
小豆丸も山闘も、相手にはできるだけ隙を与えたくありません。
隙を見せたら一発で自分が攻め込まれる、それを牛が解っているのです。
小豆丸がここで考えました。「自分はどうやって攻めようかなぁ」
これに対して山闘は、落ち着いて小豆丸の攻めを受けます。
角のぶつかる音でしょうか、ゴツンという鈍い音。牛の鼻息も聞こえます。
これすごい、鼻息を荒げて動き回る様子が思い浮かぶような感じです。

と、ここで勢子の走る音も聞こえてきました。両牛が分けられています。
この一番はもう少し見たいところですが、これ以上続けるとおそらくですが、
勝負が付いてしまう可能性がありました。ということで、勢子の判断により
引き分けになりました。小豆丸の牛持ちは、山古志闘牛女子部の部長さん。
笑顔での引き回しでした。先に山闘、後から小豆丸の引き上げです。

取組開始が13:57:31 、勢子が分けたのは13:59:33 でした。
つまり、取組は2分だったことになります。しかし、撮ったカットは200超え。
引き回しでそこそこ切っているのもありますが、気合の入った一番でした。
小豆丸はとにかくカッコいい。まぁ、もともとトラ好きということもあるけど。
山闘はこれが4回目の取組になります。9月は2回とも出場していましたね。

序盤戦からお互い頭を合わせての攻防でした。
まずは山闘が角を当てますが、そのあと小豆丸も反撃します。
小豆丸の角は、おそらく当たるとかなり痛いです。先端が尖っています。
最初に角をもらっているので、小豆丸もやや慎重な感じに見えます。
それにしても、この取組は凄いものがありました。
「やられたらやり返す」これを双方が徹底していたようにも感じます。
だんだん小豆丸の、山闘に向ける目線が厳しくなっていきます。
そして中盤。小豆丸が一度頭を外して、対峙するような格好になりました。
すぐにまた組み合います。
小豆丸は戦法を少し変えて、上から攻撃するようになりました。
ところが、山闘も負けずに反撃を試みます。
アイポイントが少し高かったので、下から掬い上げるように攻めました。
これが小豆丸に当たり、ちょっと表情が変わる小豆丸。
仕掛けようとした小豆丸に、山闘の角が待ち構えているようなシーンも。
お互いの意地がぶつかる展開です。
2分という短い時間ではありましたが、内容はそれ以上に感じました。
いやぁ、それにしても見事な攻防でした。それぞれの次戦も楽しみです。
※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。

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↑左:山闘、右:小豆丸。どちらも気合満点、いい表情で闘ってくれました。
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↑開始直後の様子。まずは山闘が、小豆丸に角を当てました。
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↑すると3秒後、今度は小豆丸が山闘に角を当てました。
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↑その2秒後、また小豆丸の角が。山闘、ちょっと痛そう ?
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↑山闘の突進を、小豆丸が角で防御したところ (?)体の模様も素敵ですね。
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↑小豆丸の角が、山闘の額を捉えました。
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↑その1秒後、山闘が反撃します。さすがに小豆丸もこれは痛そう(?)
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↑小豆丸の目線がいっそう険しくなりました。
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↑ちょっと考えたあと、伸びをして上からの攻撃に切り替えました。
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↑小豆丸の角が、耳の根元に刺さります。こりゃまた痛そう。。。
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↑組んでもなお、小豆丸は山闘の耳の根元を狙います。
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↑また当たった。厳しい攻めが続きます。
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↑両牛とも目を細めて、クールな表情になりました。
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↑この取組、綱が付いてなかったらどんな展開になったのだろう。。。
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↑目を近付けます。小豆丸の踏ん張りに注目です。
(OM-D E-M1X/M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO+MC-14)
by keiji_takayama | 2019-10-20 01:21 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama