10/13 山古志闘牛 新宅赤パンダ-龍勢

「よし、次は赤パンダの番だ ! いいとこ見たいぞ。」
「それにしたってまだ二番目じゃん。ちょっと早すぎないかな。」
「カメラ頑張ってくれよ ! 」
こんなことを頭の中でずっと叫んでいました。今回の楽しみです。
そして、個人的にとても注目していた取組。これが第二回でした。

第二回:新宅赤パンダ(五歳/梶金)-龍勢(五歳/秩父)

この取組、8月3日にも行われました。赤パンダは推し牛です(笑)
元気な龍勢相手に、今月はどんな闘いを見せてくれるでしょうか。

闘牛の撮影では、最初に取組板を撮ることにしています。
これを残しておくことで、写真の整理がしやすくなるわけですね。
いつもは牛が入ってくる前にこれの交換が終了しているのですが、
今回は何度か入場が先になることがあり、ちょっとヒヤヒヤでした。
さて、唸り声が聞こえてきました。先に新宅赤パンダ、後から龍勢。
この一番まで、綱を付けての対戦になります。
さぁ、取組開始。
いきなり、角と角がぶつかるゴツン ! という音が聞こえてきました。
激しく動く足音が聞こえてきます。またゴツン。
双方の力の入り方、ちょっとでもスキがあったら一気に飛び込んで、
勝負を決めてやろう、そんな感じです。また音、今度はカツン。
勢子が拍手をして、「はい、はい、はい、はい」と声を出しています。
客席が「おぉぉ〜」とどよめきます。新宅赤パンダが飛び込んだ ! !
これを龍勢が柵際でうまく周る。コツン、コツンという音も聞こえます。
新宅赤パンダがサッと左角を使い、龍勢の右角に掛けて下から持ち上げ、
飛び込みました。ほんの一瞬の隙を突きます。見せ場を作りました。
今度は龍勢が頭を上げないようにします。
自分の角を新宅赤パンダの下に入れて、掛け技から前に出る、
或いは赤パンダが前に出る力を殺そうとしているのです。
双方が動く音が聞こえ、客席からは「ほほほほー、すごいなぁ。」の声。
やがて勢子が止めようと走り出します。ここでまたもゴツン ! の音。
場内からは「おおおーぉ」、そして一斉に拍手が鳴り響きました。
勢子が両牛を分け、引き分けになりました。
引き回し。新宅赤パンダはご主人と、小学一年生のお子さんです。
先頭に立って、堂々の引き回し。拍手の音が一段と大きくなりました。
一方の龍勢。10月13日はこの名前の由来である「秩父・龍勢まつり」の
当日と重なりました。いい角突きを見せてくれた龍勢の願いが届いたか、
祭りも無事に開催できたようです。青空に花火が飛ぶ映像もありました。

もう最初から、角を絡めて睨み合う両牛。8月とは少し違った展開です。
新宅赤パンダ、いい目線をしています。気力が漲る感じ。
龍勢もそれは同じでした。新宅赤パンダの角の上から睨み付けます。
互いによく動き、押したり押されたり。角の応酬もありました。
8月に新宅赤パンダが見せた、顔を横にしての角攻撃。
今回は龍勢の目元下付近にヒットしました。
けっこう角が入っているけれど、龍勢はまだ余裕の表情を見せます。
対峙しているときの赤パンダは真剣そのもの。力が入っています。
そして、開始から1分20秒後。
解説にもありましたが、赤パンダの左角と龍勢の右角が交差したあと、
やや横向きだった龍勢の体に赤パンダが角を入れ、そのまま突進しました。
この日最大のハイライトシーンと言っても過言ではないでしょう。
そのまま柵の手前まで、龍勢を押し込みました。
龍勢をこれまで何度か見ていますが、押し込まれたことは殆どありません。
そして、ここまでの攻撃を食らったことも、おそらくはないと思います。
これはすごい。強さ、逞しさが一段と成長しているようです。しかも速い。
とはいえ、龍勢もやられているわけではなく、ちゃんと体勢を整えます。
柵の前で両牛が対峙する格好になりました。そしてまた闘牛場中央へ。
今度は龍勢の角が、赤パンダの耳の付け根辺りを直撃しました。
これはさすがに痛そう。表情が少し変わる赤パンダでした。
ところが。
このあと怒った大魔神のような形相になり、龍勢を睨み返したのです。
なんだか、龍勢のほうがちょっと意外そうな感じですね。
でも、龍勢は怯みません。再び赤パンダの耳元に角が入りました。
そして赤パンダも再び怒る大魔神の様子。最後まで熱い闘いでした。
それにしても、この取組は盛り上がったなぁ。龍勢も立派でした。
※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。

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↑右が新宅赤パンダ、左は龍勢。互いに「オレは負けないぞ ! 」とアピール ?
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↑開始直後。まずは両牛の睨み合いからスタートしました。
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↑圧力をかける龍勢。赤パンダの角はうまい具合に防御できます。
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↑気合の入った新宅赤パンダの表情。
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↑頭を横にして角を当てます。これがけっこう効果的で、龍勢にヒット。
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↑体勢が入れ替わりました。赤パンダは積極的に仕掛けているようです。
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↑横になった龍勢。角で攻撃しながら、新宅赤パンダが押していきます。
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↑これで柵前まで一気に突進しました。お客さんも大盛り上がりです。
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↑柵の前で頭を合わせる両牛。場所は変わっても気合は変わらずです。
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↑赤パンダの角、スレスレでした。表情も厳しいです。逞しいなぁ。
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↑龍勢のプレッシャーも相当なもの。しかし、角がそれを和らげてくれます。
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↑耳元に龍勢の一撃。これはさすがに痛そうですね。表情も少し変わりました。
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↑怒った大魔神みたいな新宅赤パンダ。これにはさすがの龍勢もビックリ ?
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↑龍勢はタフです。再び赤パンダの耳元に角が入りました。
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↑最後まで熱戦が繰り広げられました。龍製の攻撃で新宅赤パンダの顔が。。。
(OM-D E-M1X/M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO+MC-14)
by keiji_takayama | 2019-10-15 00:50 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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