9/22 山古志闘牛 六蔵-ドッコイ丸

第六回:六蔵(六歳/池谷)-ドッコイ丸(五歳/平島)

まずはドッコイ丸の入場。牛持ちの本職は絵描きだそうです。
ここで客席からは「へぇ〜」の声。かなり多く獲得できました(笑)
牛舎に絵を描きに来て「よし、牛を持とう」と決心されたそうです。
後から唸り声とともに六蔵が入ってきました。
これも激しい対戦が予想されるということで、注意のアナウンス。

取組開始。
一発二発と頭を合わせて、双方がちょっと考えました。
「今日の相手は力があるなぁ」それぞれがこう理解したようです。
まだ若い牛同士ですが、ちゃんと相手を見て、戦闘態勢を作ります。
先に仕掛けたのは六蔵。これを下からドッコイ丸が跳ね上げて返す。
それをまた六蔵が受け止めて返します。
この攻防で、場内が一気に盛り上がりました。
六蔵、左角をドッコイ丸の右角に掛けて、前に出ようとする。
ドッコイ丸はこれを切り返しながら入る。
この間、ゴツン ! という音が場内に複数回響き、「おおーっ」という声。
勢子の「それいけ ! 」の掛け声も大きくなります。
またゴツン ! 今度はドッコイ丸だ !
六蔵が仕掛けたところをドッコイ丸が返し、それをまた六蔵が首で返す。
ここで、「ドッコイまるぅ〜がんば〜れぇぇぇ。。。」とやや尻すぼみの応援。
たぶんお子さん。声は大きくて、ちょっと場内がほっこりしました。
どちらの牛も、仕掛けるタイミングを伺っています。
ただし、強引に仕掛ければ相手に返し技を与える隙を作ってしまう。
慎重に慎重に、しかしどうやって攻めていこうか、ある意味心理戦です。
体全体の神経を張り巡らせて、どう飛び込んでいこうかと考えます。
六蔵が馬力で出る。ここで時間になったようです。
「おお〜、すご〜い」の声の中、勢子の走る音が聞こえます。
やがて拍手。攻防の末、勢子が牛を分けました。

牛も命がけなら勢子も命がけ。でも必ず、勢子は牛を捕まえます。
場内には再び、大きな拍手が沸き起こりました。
そして両牛は、まだ相手から目を離しません。
こうやって、牛に意地が生まれるのです。
先にドッコイ丸、後から六蔵の順に引き上げです。
六蔵は闘いが終わったあとも地面を掘る仕草を見せ、場内が沸きました。
出待ちの牛も、健闘を大いに称えていました。

撮影カットは、なんとこちらも205。
ただ、勢子との攻防でかなり多く切ったので、実質は180くらいです。
開始直後は綱が付けられていましたが、20秒ほどで取られました。
なかなか見分けがつきにくいのですが、角全体が黒っぽいのは六蔵。
顔の毛のカールが目立ち、土がたくさん付いているのがドッコイ丸。
のっけから激しくぶつかり合い、土が弾け飛んでいます。
両牛ともいい目をしています。気合十分ですね。
六蔵がドッコイ丸を柵の手前まで追い込むシーンもありました。
柵には簡易三脚に取り付けられた動画カメラが巻かれていたのですが、
運良く被害はありませんでした。迫力のシーンが残っていそうです。
ドッコイ丸は戦闘意欲がとても旺盛なようで、六蔵を絶えず睨みます。
一方の六蔵は、なにやら戦況を考えているようでした。
写真だけ見るとドッコイ丸のほうが優勢にも見えたのですが、なんと。
角をうまく使って、相手の顎に土を付けさせたのは六蔵でした。
しかも、2度。動きが速くて肉眼で追うのはなかなか難しいと思います。
でもドッコイ丸は足を踏ん張り、目を見れば負けていないことが解ります。

ここで勢子が闘いに加わりました。
ドッコイ丸に飛ばされた勢子もいてハラハラしましたが、投げられた勢子も
果敢に牛の鼻を取ろうとしていました。実はこういうシーンも、だいたいの
取組で撮影してはいますが、後ろに座っている観客の顔が露骨に写るため、
なかなか載せるのが厳しいです。いずれ何とかしたいと考えてはいるけど。
鼻を取られまいと最後まで小走りだった六蔵、それを止めようとする勢子。
この闘いはとても見応えがありました。真剣な勢子の表情が良かったです。
※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。

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↑顔を合わせた、左がドッコイ丸、右は六蔵。隙間なくキレイに収まっているなぁ。。。
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↑開始直後は綱が付けられていました。近い。。。(笑)
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↑綱が付けられていても、動きはダイナミックです。
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↑こちらは六蔵かな。いい目をしていますね。気合が入っているのが解ります。
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↑またしてもがっぷりの体勢。両牛何か考えているようです。
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↑六蔵の角はとても立派なんですね。堂々とした立ち姿も立派です。
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↑こちらはドッコイ丸。走りながらのアタック ?
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↑写真だけ見たら、ドッコイ丸の気持ちが優勢のような気もしますが。。。
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↑六蔵の攻撃。ドッコイ丸はちょっと意外そうな表情でしょうか。
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↑そしてもう一発、ちょっと悔しそうなドッコイ丸です。しかし。。。
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 ↑その直後、目をパッと広げます。いやいや負けてはいません。
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↑足を伸ばして踏ん張って、六蔵の攻めを受けていました。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-10-02 22:04 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama