9/22 山古志闘牛 小文吾-文平

第三回:小文吾(五歳/山古志)-文平(三歳/虫亀)

先に文平、後から小文吾が入場。取組が始まりました。
この一番も、綱を付けての対戦になります。
毛の色が濃くて、角がくるりとカーブしているほうが小文吾です。
取組開始。
直後、客席から「おおー」という静かなどよめきが起きました。
小さな女の子がどちらの応援でしょう、「がんばれー」と叫んでいます。
文平、先輩である小文吾の胸を借りるのが嬉しくて仕方ない様子です。
喜びすぎて遊んでしまい、頭を離してしまいました。これも若さです。
でも、また頭を合わせれば、ちゃんと闘いを始めます。
「ほらほらほら」「はいはいはい」勢子の声も大きくなってきました。
手拍子も加わり、両牛の気持ちを高めています。
出番待ちの牛が唸っています。これは一体誰だったのだろう(笑)
やがて勢子の走る音が聞こえ、拍手。引き分けになりました。

文平の牛持ちは、MCの松田さん。お子さんと一緒の引き回しです。
これにはいっそう大きな拍手が沸き起こっていました。

撮影カットは132でした。
最初は跳び回っていた文平でしたが、きっちりと頭を合わせました。
面白いもので、そうなると真剣な表情に変わります。
序盤戦、文平は自分の力がどれだけ通用するか試しているようです。
それを受けつつ小文吾が、教えているような雰囲気もありました。
時間が進むにつれ、小文吾もだんだん戦闘モードに入ります。
こうなると、文平にとってはいい経験になりそうな展開です。
最後に一発もらいました。これはちょっと痛かったかも。。。
※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。

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↑最初とはうって変わり、組んでみたら真剣な表情。どちらも応援したくなります。
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↑左が文平、右が小文吾。どちらもいい目をしています。
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↑パッと見、文平が小文吾にお目玉をくらっているように見えますが。。。
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↑そうかと思えば、こちらでは何か打ち合わせしているようにも。。。(笑)
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↑いやいや、やっぱり違った。小文吾の突きが決まりました。
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↑文平は下に潜って攻撃を狙う ? しっかりと前を見据えています。
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↑年上である小文吾の力を、体で体験しているような感じ。
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↑文平も果敢に仕掛けていきます。
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↑小文吾の表情が凄い。。。文平もちょっとだけ怖そうな顔になりました。
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↑こうして見ると、やはり年上のほうが体も大きいようです。
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↑こちらも、お互いいい表情を見せてくれます。気合が入ってますね。
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↑先ほどと同じ体勢ですが、牛が入れ替わりました。顔が見えているのが文平。
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↑文平から「イテッ ! 」という声が聞こえてきそう。見事な横からの攻撃です。
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↑ 取組終盤。小文吾の角が文平の首の後ろに当たりました。これは痛そう。。。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-09-29 01:01 | 山古志闘牛場 | Comments(0)

都内中古カメラ店スタッフ。動物園撮影は20年が経過しましたが、ここ数年は山古志の闘牛写真がメイン。全取組を写真で紹介しています。かつてはクラブツーリズムの撮影ツアー講師でした。


by keiji_takayama
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