9月15日、本場所結びの一番。
先に入ってきたのは柿乃花ゴールドです。後から彦内が登場。
山古志の闘牛は60頭ほどいますが、その中でも1、2を争う両牛です。
この取組では、解説は入りません。
客席のそれぞれが、牛のぶつかる音、息づかい、勢子の声を楽しみます。
黒牛が柿乃花ゴールド、赤牛が彦内。
取組開始から、勢子の声が場内に大きく響いています。拍手の音。
客席は静かに取組を見ているようで、雑音は入りません。
「よしたー」の声が谺のように、あちこちから飛び交います。
しかしさすがに、音だけだと牛の状況が解りません(笑)
シャッター音が聞こえるので、動きはいろいろとありそう。
写真はやっぱり、記録の意味も含め多く残す必要があると感じます。
不思議なことに、客席の声が全く入ってきません。
皆さん食い入るように、真剣に闘いを見ているのでしょう。
近くにいるグループも、取組の際には言葉を発しません。
そして勢子の走る音。それはすぐに、大きな拍手に変わりました。
両横綱、精一杯持っている力を見せてくれました。
「来週またこの場所で、皆さまのお越しをお待ちしております。」
というアナウンス。そう、9月はなんと2週連続の開催になります。
ここでは明日から。の予定です(笑)
撮影カットは162。入場シーンはなぜか少なめでした。
まずはがっぷり組み合います。
しばらくこの状態が続きましたが、彦内の角が柿乃花ゴールドの眉間に
ヒットしているシーンがありました。見事な突きでしたが、ダメージは
さほど大きくなさそうでした。柿乃花ゴールドがすぐに反撃を試みます。
しばらくして、柿乃花ゴールドの角が彦内の角の根元を捉えます。
これにはさすがに、ちょっとビックリした表情を浮かべる彦内でした。
しかし、その次のカットでは彦内が果敢に攻撃をしています。
やられたらやり返す。これが横綱たる所以の一つかもしれません。
陽が傾いてきたこともありますが、両牛の露出差が大きくなってきました。
たくさん撮った割には、という感じ。
結びの一番ですし、両牛の周りでは20人くらいの勢子が声を出しました。
後半は柵前での攻防が繰り広げられました。
柿乃花ゴールドの角が、彦内の体に突き刺さるシーンは凄かった。
しかし、そのあとのカットでは逆に彦内が柿乃花ゴールドに角をヒット。
まさにやられたらやり返す。片方がやられっぱなしにはなりません。
最後まで両牛よく動き、さすがは横綱というところを見せてくれました。
※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
↑双方が何かしているカットが多く、こうして組んでいるところが意外に少なめでした。
↑開始直後はこんな感じ。体勢が逆だったんですね。
↑彦内の、真剣な表情。
↑柿乃花ゴールドの攻撃 ? に、ちょっと表情を変えています。
↑それぞれの、一生懸命な目線に注目です。
↑柿乃花ゴールド、角を掛けようとしています。
↑その次のカットがこれ。動きが速いです。
↑彦内も負けてはいません。角を柿乃花ゴールドの眉間にヒットさせました。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)