9/15 山古志闘牛 平畑-景虎号

第八回:平畑(十五歳/池谷)-景虎号(十四歳/栃尾)

まずは唸り声を出しながら、平畑が入ってきました。
島根県の隠岐の島から導入した黒牛で、本日最高齢になります。
人間で言うと70代くらいです。
景虎号も十四歳。超ベテランの域に達しています。
双方が前掻き、まま掘をしています。
相手をどうやって威嚇しようか、もう駆け引きが始まっています。
取組が始まり、いきなり客席がどよめきました。
両牛とも長い角を持っています。
景虎号の左角は、先の方がこれまでの闘いで1/3ほど失われています。
平畑が仕掛け、これを景虎号が押さえます。
勢子の「はいはいはいはいや ! 」の声。
ほぼ同時に客席からは、「おーっ」と歓声が上がりました。
平畑が積極的に仕掛け、景虎号は首を使い、前足を折り曲げて受けます。
勢子の声に混じって、客席の女性が「すごいよね〜、平畑」とぽつり。
その平畑は積極的に攻めますが、景虎号も一瞬の隙を狙っています。
暫くして客席から拍手。引き分けになりました。

トータルで138カット撮っていました。
入場と引き回しを少なめにしても、それなりに多くなってきました。
のっけからぶつかり合いを見せてくれます。とても70代には見えません。
元気いっぱいで、果敢な攻めを見せてくれました。
地面スレスレの攻防もあり、互いに気合が入った表情を見せていました。
しかし残念ながら、ピントが合っておりません。これは残念でした。。。
それはそうと(笑)、この両牛。とても元気そうでした。
向かって行く気持ちもそうですし、動きだってとても速い。
意地のぶつかり合いといいますか、見事な攻防を見せてもらいました。
そして、ベテランらしい円熟の技(こじつけですが)にもビックリでした。

平畑の引き回しは、牛持ちのおばあちゃんが務めました。
「いい角突きだったよ」と我が子を褒め称えるように、笑顔でお出迎え。
亡くなられたおじいちゃんと、ずっと牛を育ててきたそうです。
そして、あれだけ果敢に攻めていた平畑が、おとなしく引かれています。
目元の表情も、柔らかくなったように感じました。
「自分を大事にしてくれるのはこの人なんだ」と牛が理解しています。
嫌がる素振りも見せず、言うことを聞いて場内を歩いていきました。
そして一発、大きな声で唸ってご挨拶。
客席もそれに負けないような、大きな拍手で応えていました。
※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。

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↑左が平畑、右が景虎号。両牛とも気迫のある表情を見せていました。
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↑それにしても、角がお互い長いです。この距離でも相手の体に届きそうな勢い。
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↑おお、目元スレスレ ! 角の先が尖っていて、これだけでも脅威です。
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↑横からの攻撃。これにはさすがに表情が変わります。
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↑景虎号の角には歴戦の証があります。平畑の目線がとても冷静ですね。
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↑景虎号も負けてはいません。鋭い表情で平畑を睨んでいます。
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↑いい表情だなぁ、カッコいい。平畑の角はホントに長い。なんだかんだで届いてる。
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↑角が絡み合うこのシーン。子供の頃クワガタをケンカさせたことを思い出します。
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↑こ、これは ! ! 秘技「つのかくし」。相手の目元を角で隠してしまう技です。(こじつけ)
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↑そろそろ終盤なんですが、この攻防。平畑の頭と角での攻撃は厳しそうです。
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↑景虎号の目元、大充血しています。相当に気合が入っている証拠。
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↑このあと分けられました。最後の最後まで、素晴らしい角突きでした。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2019-09-22 23:03 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama