8/11 山古志闘牛 角栄号-庵

第七回:角栄号(十一歳/相川)-庵(七歳/釜ケ島)

この取組、今年5月26日にも組まれました。いわば再戦になります。
闘牛のすべての取組を撮影してみよう、それをいわば決定付けた日 。
今のスタイルと違ってさほど詳細には書いていませんが 、このように
以前の取組を考えたときには 、大きなデータベースになるわけです。

客席からの拍手に包まれて、先に入場したのは庵です。
面綱を顔にかけて、堂々と入ってきました。
この面綱(おもづな)、大相撲で言う化粧まわしのようなもの。
本来、角突きではこの面綱を掛けて出るのが牛の正装とされています。
後から角栄号が入りました。どこかで牛が、ずっと唸ってますが。。。
角栄号は、見るからに角がでかいです。庵と同じく赤毛の牛ですが、
出番待ちの庵を眺めていて、ちょっとした特徴を見つけました。
ずっとそれが目印になるとは思えないけど、識別の材料になるか。

取組が始まりました。シャッター音もスタート。
まずは角栄号の攻撃。右から左から、太くて長い角を使ってボクシングの
パンチのような「ハタキ」を打ち込みます。庵は角栄号のハタキを躱しつつ、
下から角を使おうとします。角栄号が右から一発。庵は頭を上げることなく、
角栄号のハタキを受け止めます。角栄号の攻撃は右から左から続きます。
庵は全く引きません。会場内から「おーし ! 」なんていう声も聞こえます。
勢子たちは両牛を盛り立て、声を掛けつつ気合を入れます。
双方が目の縁を赤く染めて、闘いに熱が入ってきました。
「早く取れ」の声がかかり、やがて場内から大きな拍手が起きました。
最後は庵がパッと頭を離したように見えたようです。その理由について。
勢子が引き分けにしようとする際、まず後ろ足に綱を掛けるのですが、
庵はこれが嫌なようです。他にもそうした牛がいて、何度か見ていると
そうなのかなと思う牛もいます。従って、相手の牛が強いから闘いを
止めたのではない、というわけです。角栄号、庵の順に引き上げました。

《写真の密着》
角栄号は耳に「6305」のタグがついています。トータルカットは187です。
最初から双方頭を合わせています。そして、角栄号の角はとても立派です。
この時間帯になると、場内の砂埃が目立つようになり、頭が当たっただけで
けっこうな量が舞い飛びます。これがけっこういい演出をしてくれますね。
庵の向かった右耳は、ちょっと薄くなっています。耳に三段の模様があり、
これで識別ができないかと考えたのですが、写真で見るとなかなか効果的と
思えることもあります。しかし、やっぱり決定打にはちょっと欠けるかな。
角栄号の角が大きいので、こちらのほうが区別しやすいです。
時間が進むにつれ、両牛の目元が赤くなっていきます。
庵が引かないこともあり、両牛がぶつかってパッと砂埃が舞っている、
そんなシーンが多かったですね。それにしても、あれだけ頭をぶつけて
ダメージにはならないのでしょうか。それがちょっと気になります。

※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑左が庵、右は角栄号です。ぶつかると砂埃が舞い、闘っている雰囲気が増します。
8/11 山古志闘牛 角栄号-庵_b0016600_21513518.jpg

↑もう最初からこんな感じ。角栄号が積極果敢に攻めています。
8/11 山古志闘牛 角栄号-庵_b0016600_21522352.jpg

↑睨み合い。角栄号のほうが全体的に大きめです。
8/11 山古志闘牛 角栄号-庵_b0016600_21525225.jpg

↑体勢が変わって、奥が庵です。これまた、砂埃がいい感じですね。
8/11 山古志闘牛 角栄号-庵_b0016600_2154756.jpg

↑角栄号の大きな角に、全身を阻まれているような。。。右側の庵、耳元にも注目です。
8/11 山古志闘牛 角栄号-庵_b0016600_21553638.jpg

↑角に阻まれる庵。ちょっと複雑な表情を浮かべていました。
8/11 山古志闘牛 角栄号-庵_b0016600_21563941.jpg

↑角栄号も気合十分です。目元が少しずつ、赤くなっていきます。
8/11 山古志闘牛 角栄号-庵_b0016600_21573467.jpg

↑どちらが仕掛けているのか、こういう頭突きのシーンがかなり目立ちました。
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↑角栄号の角、当たってる ? 大きいだけではなく、長さもあります。
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↑手前は庵、奥が角栄号。気迫が漲る、緊張感のある時間が続きます。
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↑庵の角、危ない。。。こういうのは肉眼ではなかなか気付かないですね。
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↑いったい何度目なのでしょう。頭突きで頭はクラクラしないのでしようか。。。
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↑横顔がつぶれているみたい。。。
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↑両牛とも目がかなり赤くなりました。
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↑またしても、頭が合いました。庵の表情が少し変わっています。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-08-22 08:30 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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