8/3 山古志闘牛 三五兵工-山徳号

第九回:三五兵工(十二歳/中野)-山徳号(十四歳/竹沢)

まずは三五兵工(さっこべえ)が入場しました。
自分の体を地面に擦りつけ、なんと角で穴を掘っていました。
土がボコッと地面から掻き出されます。
三五兵工の角には土と草が付着しました。取組終了後のようです。
「今日の相手はどこのどいつだ ! ! 」そんな雰囲気で相手を待ちます。
やがて、低い唸り声とともに山徳号が入ってきました。
こちらも同じように、前傾姿勢でした。気合十分の様相です。

ゲートが締まる音がして、取組が始まりました。
勢子の掛け声が響きます。まずは頭を合わせ、相手の力を量ります。
細かく細かく角を使いながら、どうやって仕掛けようかと狙います。
先に山徳号が左から角を振りました。それを三五兵工が返します。
ボクシングで言うパンチの打ち合いのようです。
場内がどよめきました。頭からもくもくと砂埃が上がるほどの応酬。
山徳号が右から左から叩く。三五兵工は一瞬のスキを突いて飛び込みたい。
こん棒で叩く山徳号、刀を持って切り込みを狙う三五兵工、そんな感じ。
山徳号が何度か叩きます。三五兵工が押し込む ? 場内盛り上がりました。
「押せ押せ押せ ! 」と興奮気味の男性の声が残っています。
その後「おおーっ」というお客さんの声、それが拍手に変わりました。
三五兵工は主綱を顔に掛けての引き回しです。山徳号も引き上げました。

《写真の密着》
これはすごい。もう最初から睨み合いです。
でも、それ以上に感じたのは、両牛の瞳の美しさでした。
下から構える瞳、それを迎え撃つ瞳。両方とも、とてもキレイです。
おそらく右が三五兵工、左が山徳号だと思います。山徳号の顔下半分が
白く土まみれになっているのは、対戦前に土を掘り返したからです(笑)
三五兵工の角パンチが山徳号に入っているシーンもあるのですが、
山徳号は全くのポーカーフェイスです。ボクシングで言えば、これは
打たれ強いということになりますね。その後も何度か、こうしたシーンが
続きます。ぶつかり合い砂埃が舞うところなどは、とても絵になります。
いやぁすごい。。。今さらではありますが、そのように感じました。
角が当たって目を閉じているところもありましたが、山徳号もお見事。
動きのたびに砂埃がもくもくと上がっています。これがとてもいい演出。
山徳号は何度か、額に角が当たっています。それでも負けずに前に出て、
強いところを存分に見せてくれました。押し込まれた時はさすがに、
「こりゃマズい」というような顔を見せていたけど。このシーンは
とても早くて、ピントが追いつきませんでした。これは悔しい(笑)
追っていたほうの三五兵工も、角の根元から出血していました。
それだけ激しい攻防だったことになります。素晴らしい闘志でした。

※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑三五兵工の、気合の入った一撃。当たっていると思うのだけど、山徳号は涼しい顔。。。
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↑睨み合い。双方の瞳がとてもキレイでした。
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↑左からの攻撃が当たり、砂埃が舞い上がります。
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↑うわ。。。鼻の中央付近に角が刺さりました。しかし山徳号はポーカーフェイス。
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↑そして再び睨み合い。そしてまた瞳が美しい。
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↑組み合いました。三五兵工の目がどんどん赤くなっていきます。
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↑すごい迫力だ。。。
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↑す、すげぇ。。。
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↑また当たりました。ヒット率はかなり高そうです。
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↑あ、刺さる。。。と思いきや、顔を屈めて回避していました。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-08-13 00:49 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama