8/3 山古志闘牛 彦内-八剣志

前の取組で牛がケガをしてしまいました。残りの取組は三番。
牛や勢子に事故やケガがないように、清め直しが行われました。

第八回:彦内(十二歳/山古志)-八剣志(十歳/山古志)

ここからの三番は、闘牛会が自信をもって見てもらいたい三番です。
大相撲なら最も盛り上がると思われる取組が、並んでいるわけです。
ツアー会社の添乗員さんが、たくさんのお客さんを連れてきました。
まずは八剣志が入場しました。前傾姿勢になり、顔に砂を付けています。
続いて彦内です。落ち着いた、どっしりした雰囲気が漂います。

取組開始。赤牛が彦内、黒牛は八剣志です。
最初から勢子が頻繁に声を掛けています。会場も盛り上がっています。
まずは八剣志が左から一発二発と仕掛けます。
彦内は落ち着いて、右角で切り返します。
お互いがもう相手の力を量りました。全くスキを与えないようにします。
八剣志が飛び込みますが、彦内は落ち着いて受けます。
双方の角の使い方、相手の目の付近を狙っています。一番痛いところです。
的確に狙いつつ、しかし自らはスキを与えないように。
八剣志は、目を狙われているのを避けるように、距離を取っています。
スキを見て飛び込んでいく戦法のようです。
彦内は飛び込まれても慌てずに、八剣志の角の上下から目を狙います。
派手な使い方ではないですが、ひじょうに嫌らしいところに当たります。
これをなんとかかいくぐり、自分の長い角を使いたい八剣志。
しかし、なかなか彦内がそれを許してくれません。
勢子の掛け声は大きく、ずっと続いています。そして場内に歓声が。
「今のは痛い ! 」八剣志の角が彦内の首の上の方に刺さりました。
上に持ち上げましたが、外れたところに彦内が飛び込みました。
そして勢子の駆ける雰囲気、やがて場内に大きな拍手が響きました。

最後の攻防、綱掛と呼ばれる勢子が後ろ足に角を掛けて引っ張ろうと
したのですが、八剣志は「絶対にこの相手を負かすんだ」と気合が入り、
さらに前に出ようとします。今度は牛に負けないで勢子が力を出します。
これこそが「牛と牛」「牛と勢子」の闘いです。両牛はまだ目を外しません。
先に彦内が、あとから八剣志が会場をあとにしました。

《写真の密着》
撮影カットは212コマ。かなり多かったです。
どうも八剣志の取組はいつも多くなる傾向にある、そんな気もします。
もう最初から、がっぷりと組んでいい表情を見せてくれました。
双方ともに、たいへん気合が入っています。
八剣志の目線はとても厳しく、まさに矢のように鋭い雰囲気です。
時折角が当たっているのでしょう、彦内がギョッとしているコマも。
頭がめり込むくらいの勢いでぶつかり、砂埃が大量に舞う、そんな
激しいシーンもあります。攻防の多い、素晴らしい闘いっぷりです。
写真を選びながら、「カッコいいなぁ。。。」とつぶやいてしまうほど。
八剣志が積極的に仕掛け、彦内はチャンスを伺う、そんな展開です。
彦内が横から八剣志に体当たりしているシーンもありました。
最初から最後まで、休む間もない攻防の連続。見応えがありました。

※記事を作成するにあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑八剣志の角が、彦内の角の根元に刺さりました。これはさすがに痛そうです。
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↑のっけからこんな感じで、睨み合いとぶつかり合いの攻防が繰り広げられました。
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↑ぶつかるたびに砂埃が舞います。八剣志の射るような目線に注目です。
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↑激しい当たりを見せる八剣志。彦内は受けています。
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↑睨み合う両牛。すごい迫力です。意地と意地のぶつかり合い。
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↑またしても、八剣志の角がヒット !
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↑八剣志の角はまっすぐ、長く伸びます。狙いは目元に定めているようです。
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↑絶えず視線は相手の牛へ。気合の入った瞬間です。
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↑こちらは彦内の攻撃。低く構えて突進しました。
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↑見事なぶつかり合い。さすがに両牛とも目を瞑っています。
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↑顔の大きさは彦内のほうが上。微動だにしない雰囲気が漂ってます。
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↑ちょっと間が空き、お互いが考えているようです。
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↑突進しながらの激突。これだけでも痛そうです。
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↑勢子が取組を止めるまで、ずっと真剣に闘ってくれました。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-08-10 00:30 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama