8/3 山古志闘牛 黒斗-若黒

それでは、8月3日の本場所全取組を載せていきます。
開始前から場内には蝉の声が響いています。
とても暑いですが、緑が多いので時折涼しい風が吹いてきます。
しかし、汗の吹き出しには遠く及ばず、うちわとタオルが必需品でした。
そんな状況でしたが、地元の中学生が小さなワゴンに「かぐら南蛮」を
入れて売り歩いていました。野球場のビールの売り子のように、会場を
爽やかな雰囲気に包んでいましたね。購入しようかと思ったのですが、
恥ずかしながら「かぐら南蛮」を知らず、どう食べるのか調べる時間も
あまりなかったので断念。さっき調べて、ちょっと後悔しました。。。

勢子の皆さんが集められ、取組が拍手によって正式決定しました。
その後、闘牛会会長・松井さんからのご挨拶があり、いよいよです。
会場は暑さにも関わらず、たくさんのお客さんが来場されました。
ツアーバスも複数来ていたといいます。
今回初めて観戦、そして県外からやってきたという人も目立ちます。

第一回:黒斗(二歳/山古志) –若黒(二歳/山古志)

山古志の「牛の角突き」は、基本的に三歳にならないと出られません。
今回、若い牛がどうやって成長していくかを見てほしいとの思いから、
最初の一番は二歳の牛たち、まだかわいらしい牛が登場します。
(ここで客席からおお。。。という声が複数入りました。)
これから取組が進んでくると、年を取り経験を積んだ牛たちが出てきます。
こうやって大きくなっていく、それも見どころの1つです。
この若牛たちは、闘牛場に来るのも初めて。まだ慣れていませんので、
綱を付けたままの対戦になります。回が重なれば、この綱は外れます。
柵を見てもらうと、少し支柱が斜めになっているなぁという場所がいくつか
ありますが、これはすべて牛がぶつかったあと。衝撃がすごいです。

客席から拍手が起きました。
先に入場が若黒、黒斗はあとから入ってきました。
牛の2歳といえば、人間では小学校に入学したくらいでしょうか。
大勢のお客さんの前に出るのも初めて。体重は400kgほどです。
見るとまだ子供らしく、かわいらしい牛です。(客席は笑顔に包まれます)
勢子が「頭をこうやって合わせるんだよ」と教えながら、取組開始です。
会場や大勢のお客さんがいる雰囲気に慣れてもらう、これも大事です。
(この話の最中、会場には優しい笑い声が。2頭はじゃれているみたい。)
遊び半分でもいい。遊びながらでも、この会場に慣れてほしいのです。

まず若黒が一生懸命押し込みます。これを黒斗が受けて逆に押し返す。
若い牛たち、一生懸命頭を合わせています。これは大きな経験です。
こうやって、経験をたくさん積んで成長していくのです。
数分後、場内に大きな拍手。勢子の判断で引き分けにしました。
闘牛の牛は、すべて玉付きの雄。数も少ないです。
最初に無理をさせると、闘牛場を嫌って入らなくなることもあります。
なので、大事に育てて良い牛にしていきたいのです。
双方の綱が伸び、闘牛場には大きな拍手が沸き起こりました。

《写真の密着》
最初はこの2頭、確かに頭を擦り合わせて遊んでいるようにも見えました。
お客さんにとっては、それがほのぼのしたいいシーンに映ったようです。
やがて頭を低くして、角(まだこれも短い ! )を合わせました。
そうなると面白いもので、ちゃんと「闘牛」になるんですね。
双方の表情が変わり、まさに真剣な眼差しになります。いい迫力。
片方(たぶん若黒)が押されるシーンもあり、攻防もたっぷり楽しめました。
取組終盤では頭を合わせて相手を睨むようになっていて、これだけでも
ちゃんと成長しているのだなと感じます。今後が楽しみな2頭でした。

※記事を作成するにあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑まだ若いとはいうものの、なかなかの迫力です。一生懸命やってます。
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↑ファーストコンタクトは、「ゴツン」というより「こっつん」でした。
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↑どっちだろう。。。跳んでる !
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↑頭を低くして構え始めました。
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↑おそらく若黒が押し込まれるところ。「しまった ! 」の表情にも見えます。
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↑牛が動くと砂埃の舞う状況。おお、いい目線ですね。
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↑取組終盤の2頭。開始直後とは表情がまるで異なります。いい経験をしました。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-08-04 08:53 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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