7/14 山古志闘牛 結び 柿乃花ゴールド-角蔵号

さて、いよいよ7月場所結びの一番です。早いものですね。
第15回は柿乃花ゴールド(十四歳/岩手)と角蔵号(十二歳/大久保)です。

長く山古志の闘牛を見ている「通」のお客さんはもう知っていますが、
「角蔵」といえば横綱牛。代を数えて、現在は五代目になっています。
先に入場は柿乃花ゴールド。攻めてよし、受けてよし、疲れない。
三拍子揃った素晴らしい名牛です。
そして、後から角蔵号が入ってきました。真っ黒い主綱を付けての入場。
さすが地元の横綱牛、お客さんから大きな拍手が起きました。

この取組は、松田さんの解説はありません。
牛のぶつかる音、息づかい、勢子の声。
これを、見ている人がそれぞれ感じて楽しむ展開となりました。

場内が盛り上がり、結びの一番が始まりました。
黒牛が柿乃花ゴールド、赤牛が角蔵号です。
もう最初から、複数の勢子の声が大きく、大きく轟きました。
松田さんも何度か「よしたー」と長く声を出しています。
(それにしても、ホントによく通る声です。しかも聴きやすいですね。)
拍手の音、勢子の声、これと場内の盛り上がり。あとシャッター音(笑)
これらが入り交じって場内の熱気を伝えています。
「はい ! 」「ほら ! 」「よしきた ! 」勢子の声はずっと聞こえています。
時折ビシッという音が入ります。
おそらく勢子が、牛に気合を入れているのでしょう。
さすがは横綱戦。他の取組とは時間の長さが全く異なります。
つまり、強いだけではダメで、それだけの長時間闘って角突きを見せる、
これができるスタミナが必要になります。
皆が盛り上げているなか、牛同士は攻防を繰り広げているのでしょう。
やがて、「おおーっ」という女性の声。
そして、おそらく柵の近くに動いたのか「お願いお願いそっち行かないで」
これまた女性の声。で、「頭いいな」「よかった〜」に変わりました。
お客さんの心を鷲づかみにした、まさに横綱の取組でした。
両牛の引き回し。角蔵号には「おつかれ〜」の声がたくさん贈られます。
柿乃花ゴールドは、ファンサービス。お客さんとの触れあい中でした。

《写真の密着》
時間が長かったこともあり、179カット撮っていました。
入場時は両牛とも、頭を地面に擦りつけました。気合十分な感じですね。
取組が始まって、まず仕掛けたのは角蔵号のようでした。
その後、角を絡めてがっぷりと組みます。
勢子の皆さんも多くなり、これを画面から抜くのが難しくなりました。
加えて、こちらのスタミナの問題だと思うのですが、ロスが多いです。
興奮しているのか、それとも疲れて判断力が鈍っているのか、なんとも
残念なカットがあります。「おい、ピントはそこじゃないだろ。。。」(笑)
逆の見方をすれば、それだけ動きが速かったということになります。
そして、角蔵号が柿乃花ゴールドに角をヒットさせるシーンがいくつか。
たまたまなのか狙いを定めているのか、ほぼ同じ場所を攻めていました。
ちょっと気になったのは柿乃花ゴールドの角。
これまで数々の名勝負を繰り広げてきたと思うのですが、その傷跡が
角には見られます。これがやや大きく広がっていて、取組の後半になると
かなり目立ってきました。しかし、柿乃花ゴールドはこの角を使います。
横から攻撃を見せて、角蔵号がちょっと怯むシーンもありました。
間違いなく手負いの状況だった柿乃花ゴールドですが、そんな素振りを
感じることはなく、こうして写真で確認して初めてわかりました。
これぞ横綱の姿なのでしょう。とはいえ、角が割れてしまっているので
気になる状態ではあります。また勇姿を見たいとは思うのですが。。。

※記事を作成するにあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑大岩のごとく聳える柿乃花ゴールド。頭を付けて力を入れる角蔵号です。
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↑ファーストコンタクト。角蔵号のほうがやや下から構えます。
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↑角蔵号のほうが果敢に攻めていました。耳がピーンと立っています。
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↑受ける柿乃花ゴールド。土煙が舞いました。前脚も立派ですね。
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↑柿乃花ゴールドの目に注目。闘志を内に秘め、戦略を練っているようです。
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↑角蔵号の角が柿乃花ゴールドの顔にヒット。角にひび割れが。。。
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↑こちらも角蔵号の角がヒット。狙いを定めているのでしょうか。
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↑柿乃花ゴールドの、横からの攻め。角蔵号の表情が変わりました。
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↑角蔵号の、力の入った一瞬。
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↑柿乃花ゴールド、角蔵号を睨み付けます。目線にも迫力がありますね。
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↑柿乃花ゴールドの角、ひび割れが広がっています。気になるシーンです。
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↑柿乃花の横からの攻め。柿乃花ゴールド「おっとっと。。。」
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↑あっ、また。角蔵号はこの場所を狙っているのかもしれません。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-07-29 00:31 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama