7/14 山古志闘牛 魚沼号-八剣志

続いては第12回。
魚沼号(十歳/東京)と八剣志(十歳/山古志)の一戦です。

先に入場したのは八剣志、後から魚沼号が入ってきました。
この両牛、角が全く対照的なんですね。
上の方に上がった角(八剣志)、横に大きく開いた角(魚沼号)。
形の違う角をもつこの両牛、どうやって使っていくのでしょう。

取組開始。
まずは八剣志が頭を低く下げて、角を槍のように使おうとします。
これに対して魚沼号、相手の攻めをどうやってかわそうかと考えます。
八剣志は左角で魚沼号の右角を掛けます。でも掛けられた時、魚沼号が
鼻を使ってうまく下から跳ね上げようとしています。
八剣志は左角で掛けて前に出る、魚沼号が返す。
右から左から角を掛けて八剣志が出る、外れた瞬間に魚沼号が飛び込む。
角を掛けられると顔が横に向くのですが、その際は角がいったん外れます。
このタイミングを狙って魚沼号が首をぐいっと返して逆に出ようとする、
こうした攻防です。小さなお子さんの「がんばれー」声援も聞こえました。
魚沼号はいま置かれている場所や状態も把握しています。
回る場所がなくなったなぁと思ったら、四方に回ってきます。
勢子の声が大きくなりました。大きく手をたたく音も聞こえてきます。
八剣志は下から下から、魚沼号の角を跳ね上げたりして仕掛けます。
しかし魚沼号はそれを上手くかわしながら受けます。
やがて勢子の走る音と、牛の息使いが聞こえてきました。引き分けです。
双方の綱が伸び、大きな拍手が送られました。

《写真の密着》
のっけから角を絡めた真剣勝負が展開されました。
角の形は全く違うのに、ちゃんとクロスされた攻防になるから不思議です。
それにしても、牛の角は面白いですね。
あまり意識して見たことがなかったけれど、こうして知るとそれぞれに
個性的です。そして、ちゃんと自分の角の形を理解しているんですね。
そしてこれまた不思議なことに、写真を眺めていると、この角がまるで
腕のように見えてしまいます。相撲で投げを打ち合っているかのように。
動きが大きく派手というわけではなかったけど、角の攻防が面白くて、
これは通好みの取組ではないか、そんなことを感じていました。

※記事を作成するにあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑すごい。角を使って投げを打っているように見えます。魚沼号の目線にも注目ですね。
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↑魚沼号、八剣志の角を下から跳ね上げようとしています。
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↑角の形は大きく異なっているけど、こうやって組むとちゃんと絵になるから不思議です。
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↑睨み合い。。。なんですけど、何やら会話しているように見える。。。(笑)
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↑こちらは迫力あり。泥を飛ばしつつ、真剣に睨み合っています。
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↑八剣志、余裕の表情 ?
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↑こちらは怒ってますね。どうしてだか、大魔神の怒りをイメージしてしまいます。
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↑あ、あぶない。八剣志の角の先端が、魚沼号の目元に !
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↑あ、あれ ? 八剣志の角に、魚沼号の顔がすっぽり収まってしまいました。
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↑やっぱり、角で投げているように見えるなぁ。。。すごい。
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↑頭を付ける八剣志。魚沼号はまだ落ち着いているようです。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-07-26 00:30 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama