先に入ってきた龍勢。この名前は、秩父の花火から取っています。
牛持ちの方は、もともと山古志で長く写真を撮っていたそうです。
そこから牛持ちになられて、現在では勢子も務めています。
後から入場は一颯。ただ、牛持ちの方は来場されていません。
本業の建設業がとても忙しいそうです。そうですオリンピック前。
現在は追い込みの時期に入っているとのことでした。
黒牛が一颯、赤牛が龍勢です。わかりやすくていいですね(笑)
さぁ、取組開始。
先輩の一颯の胸を、若い龍勢が借りるという展開です。
この龍勢と第二回で取組を行った三太夫は、北海道から導入しました。
昔は小さかったのですが、素晴らしい牛に成長してきました。
最初に仕掛けたのは先輩の一颯。これに対して龍勢は、頭を低く下げて、
前足を踏ん張って、攻めを受けます。勢子の掛け声も賑やかです。
(シャッター音も賑やかです。けっこう撮ってるみたい。)
龍勢はまず掛け技、自分の角を一颯の角の下に入れて仕掛けようとします。
しかし掛け技に入った時に一颯が、下側に曲がった自らの角を使い上から、
まるで大相撲の小手投げを打つように角を振ります。そして龍勢が怯むと、
逆に一颯が角を下から跳ね上げて出て行きます。これは動画で見たいなぁ。
そして双方、仕掛けたいのに仕掛けられない、そんな状況になります。
無理矢理攻撃を仕掛けると相手に隙を与える、牛がそれを解っています。
少しずつ間を詰めながら、どうやったら自分が有利に仕掛けられるのか、
一生懸命それを考えます。じわりじわりと、龍勢が押し込もうとします。
これを一颯が返していく。ここで大盛り上がりになりました。
しかし両牛が興奮したこともあり、場内には大声や悲鳴が飛び交いました。
複数の勢子が転がされてしまったのです。幸い症状は軽いとのことでしたが、
取組の後には、場内に塩を蒔いて清め直しが行われました。
《写真の密着》
取組以外のカットが割と多めだったので、今回もかなり撮ってました。
そして何故か、絞りが全く意図していない値になっていて、途中でそれに
気付くまでのカットをロスしました。知らないうちに回したようです。
けっこういいシーンもあったのですが、ダメなものはダメ。残念でした。
一颯がやる気満々で攻撃しているように感じました。龍勢は冷静に戦況を
考えているようです。と思ったら、龍勢の攻撃が始まりました。
頭を付けて、一颯のことを下から睨み付けています。
当初はかなりボツが多くなるだろうと思っていたのですが、予想していた
ほど悪くはなく、助かっているケースもいくつかありました。おそらくは、
今回使ったレンズの手ブレ補正が効いたからでしょう。これは良かった。
最後は龍勢が一颯の攻撃を食らったタイミングで勢子が止めに入ったので、
まだまだやりたいと思ったのでしょうか。それに一颯も応じたのかなと。
止めようとした勢子を振り倒し、そのまま乗り上げたように見えました。
写真で見ると、間一髪で直撃は免れたようですが、ヒヤヒヤのシーンでした。
※記事を作成するにあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
↑一颯の攻撃がキマッた瞬間。目の表情にも気合いが入っています。
↑スタートはこんな感じで、妙な形になっていましたが。。。
↑一颯は若い力で突進してきます。
↑ガッチリ組んだところ。
↑龍勢の表情も引き締まってきました。
↑まさにガチンコ勝負。一颯の頭突きは強烈です。
↑今度は龍勢が押し込む番です。
↑龍勢、何か考えているようです。
↑一颯の角。刀のような鋭さがあります。
↑お互いの目が充血してきました。
↑龍勢の角がガッチリ決まっています。
↑痛そうだ。。。
↑赤と黒の力比べ。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )