6/16 山古志闘牛 山徳号-銀時

さて、残すところ三番です。大相撲なら「これより三役」でしょうか。
この三番、闘牛会が自信を持ってお客さんに見て欲しい、そんな三番です。
MC勢子の松田さんからも、そのようなアナウンスがありました。

十一回は、山徳号(十四歳/竹沢)と、銀時(七歳/山古志)の一戦です。
山徳号(やまとくごう)は、ベテランながらも厳しさを持っている牛。
銀時(ぎんとき)は伸び盛り。若さに加えて恵まれた体、馬力があります。
ベテランと若い牛。どのような対戦になるのか、楽しみな一番です。

先に入ってきたのは山徳号。
冷静に、まずは闘牛場のコンディションを見ています。
そして、気合いの入った銀時が入場してきました。
この銀時、体の毛の中に、白い毛が混じっています。
こういう牛のことを「粕毛牛(かすげうし)」と呼びます。
昔から「喧嘩をしない粕毛牛はいない」と言われているそうです。

さあ取組開始。
まずは銀時が、若さと馬力で一発仕掛けます。
これを山徳号が落ち着いて受け止めます。
山徳号は右角で、銀時の額を掘るように攻めます。
この攻撃は効果があったようです。
銀時の痛いところに当たったらしく、一、二歩下がりました。
しかしまた体勢を立て直します。
銀時は仕掛けたいのですが、山徳号が非常に落ち着いています。
前の方にグッと曲がった角を的確に当てていきます。
しかし銀時も考えて、攻めの展開を変えます。
山徳号の攻めを受けながらも、タイミングを狙っています。
勢子の掛け声も、どんどん大きくなってきました。
やがてたくさんの人が走り回る音、取ったかぁ ! の声。そして拍手。

両牛の見せた、綱が掛かってからの意地、それに負けない勢子の意地。
牛と牛、牛と人が織り成すこの角突き、これこそが山古志の角突きです !
(MC勢子、松田さんの解説から)

さて、写真を見てみます。
ちなみにこの闘牛シリーズは、まず音声を聴きながら文章を書きます。
「写真を見る」と書いて初めて密着をすべて確認します。
載せるカットが先に決まっている動物園の記事とは、まるで逆なのです。
これがけっこう面白くて、すっかり楽しんでいます。
あっ。「動物園の記事最近全然ないじゃん ! 」という突っ込みはなしで(笑)

ううむ。どっちがどっちだか、なかなか難しいですねぇ。
先場所の写真を見てみると、おでこの毛が多いのが銀時のようだけど。
これまた泥だらけの闘いになりました。
やられても目の強さだけは変わらない。そんなカットがありました。
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↑泥の飛び跳ね具合から、動きの激しさを感じます。
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↑低い体勢から、鬼、じゃなかった牛の形相で睨み付けます。
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↑あれ、カメラ目線 ?
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↑目を充血させて、力が入ってます。
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↑うおっ、長え。こんなので突かれたらたまったもんじゃねえぞ。と思ってたりして。



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(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2019-06-28 23:46 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama