6/16 山古志闘牛 平畑-庄八

いよいよ後半戦。
第7回目は平畑(十五歳/池谷)と、庄八(五歳/中野)の取組です。
この庄八、新宅に続いて顔と名前が早くから一致した牛です。
理由は、もうこの姿を見れば解りますね。顔の模様が特徴的なのです。
勝手にパンダみたいだと思ってまして、気になる牛の一頭なのです。

山古志闘牛会では約60頭、隣の小千谷闘牛振興協議会では45頭くらい、
合わせて100頭を超える牛がこの地域で飼育されています。これはすべて
闘牛用の牛。そして8割ほどの牛は岩手県を中心とした東北生まれです。
角突き牛というのは、自分たちで生産することはほぼなく、他の地域から
導入することが多いです。今回の平畑は島根県隠岐の島出身。黒牛です。
隠岐の島の牛には、角が上の方に上がっているという特徴があります。

先に入場した平畑は、どう声を出して庄八の出を待っていました。
さぁ取組開始。
年齢差10歳。大先輩である平畑の胸を、庄八が借りる展開になります。
まずは平畑が長い角を使って庄八の額を攻めます。庄八は距離を詰めて、
平畑の角を使わせないようにしたい。角と角がぶつかる音が届きます。
牛の角は、年間10回を超える本場所のなかで、1頭から2頭くらいは
闘いの中で折れてしまうことがあります。再生することはありません。
折れ方が悪ければ、そのまま引退ということもあるのです。
平畑は下から、距離を保ちながら長い角をまず使おうとします。
これに対して若い庄八は、角を使わせないように距離を縮めます。
庄八は動いてうまく回り込みます。
(ここまでMC勢子・松田さんの解説から)
勢子の動く音、ハイハイというかけ声、場内のお客さんの歓声とどよめき。
引き分け後はたくさんの拍手が沸き起こりました。

そして写真の密着。この取組だけで200コマ以上切ってました。
壮絶な、とても厳しい闘い。両牛の大きな力と意地がぶつかり、漲る。
そんなシーンの連続でした。泥は大きく跳ね上がり、平畑の目にも泥が。
写真で見ると、角の大きさ長さの差がハッキリとわかります。
しかし、庄八の角が見事にクリーンヒットしているカットもありました。
角を使ったボクシングだという印象があり、まさにクロスカウンターです。
両牛の顔はすっかり色が変わってしまいました。ものすごい闘牛でした。
写真は15カット載せています。これでもかなり減らしました。。。
6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_22315518.jpg

↑平畑の角は当たらず。庄八の見事なクロスカウンターが決まった瞬間。
6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_2233894.jpg

↑角の長さは随分と差があります。平畑の目には泥が。
6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_223416.jpg

↑平畑の攻撃。長い角はまるで、クワガタのようです。
6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_22345669.jpg

↑睨み合う両牛。庄八の心の強さを感じます。年の差に負けていません。
6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_2236128.jpg

↑ガッチリ押さえられると、なかなか攻撃はしにくいようです。
6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_22383832.jpg

↑あれれ、庄八がポーズ決めてカメラ目線 ?



6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_22393635.jpg

↑顔の大きさもかなり違います。
6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_2240295.jpg

↑動くたびに泥水が跳ね飛びます。
6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_22403956.jpg

↑平畑の目が充血していますね。
6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_224198.jpg

↑庄八が上手く攻撃をよけて、角をクリーンヒットさせました。
6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_22422353.jpg

↑リーチに勝る平畑の角。離れての攻撃が可能になります。
6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_22431232.jpg

↑緑が背景に来ると、また違った雰囲気になります。
6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_22442977.jpg

↑平畑は目線と姿勢が全く変わりません。堂々としていました。
6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_22451095.jpg

↑やっぱりクワガタだ。。。
6/16 山古志闘牛 平畑-庄八_b0016600_22453448.jpg

↑両牛とも顔の色がすっかり変わってしまいました。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2019-06-24 00:30 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama