6/16 山古志闘牛 庵-皇翔

続いての取組は、庵(釜ケ島/七歳)と、皇翔(新潟/六歳)です。
この両牛、名前が気になりますね。庵(いおり)と皇翔(おうが)です。

MC勢子・松田さんの解説
取組表にはいろいろな牛の名前が載っています。牛の名前(しこ名)ですが、
かつてはその牛を持っている集落と屋号(家)の名前を用いていました。
牛は集落を代表する存在だからです。現在の闘牛会は全国各地の人たちと
交流をしながら角突きをしています。牛持ちも各地にいらっしゃいます。
岩手、埼玉、東京、大阪、神戸など。これらはすべて、牛のオーナーが
住んでいる地域です。牛はすべて、山古志の地域内で飼育されています。

このお話の直後、たぶん庵が大声で唸り、場内が和やかになりました。
実に絶妙なタイミングです。そして再び解説は続きます。

綱を取っての闘牛は、引き分けの裁定を行う際、本来は牛の後ろ足に綱を掛け、
それを大勢の勢子が引っ張り、牛の動きを抑えてから急所の鼻を掴まえます。
ところが、この「後ろ足に綱を掛けられる」ことが嫌いな牛もいるのです。
この取組に登場する皇翔がその一頭で、しかも足場が悪いという条件です。
思いもしない行動に出ることもあるので、この取組は綱をつけて行います。

不思議なもので、このあとまた庵が大きな声で唸っていました。
その後皇翔が入場します。

さて、取り組み開始。
まずは皇翔が先に仕掛け、庵が落ち着いて受けています。
皇翔はもうこの時点で、勢子が「いる」ことを見て、認識しています。
自分の嫌いな綱を掛けられる、いつか掛けられるんじゃないか、なので
牛の動きと同時に勢子の動きも見ています。それでも皇翔は仕掛けます。
しかし庵がうまく回り込みます。しばし攻防があったものの、牛が人間を
見ていることが明確になったので、無理をさせず引き分けとなりました。
場内は拍手に包まれましたが、どちらかの牛は25回唸っていました(笑)

とこれだけ書くと、取組時間が短く感じられます。確かにそうでしたが、
この取組、けっこうシャッターを押した回数が多かったです。ちゃんと、
と言っては語弊があるけど、両牛しっかりと見せ場を作ってくれました。
庵の攻撃を受けていた皇翔が、目を充血させてギラリと反撃を試みる。
この展開がありました。もの凄い睨みでした。確実にビビリそうです。
6/16 山古志闘牛 庵-皇翔_b0016600_2032546.jpg

6/16 山古志闘牛 庵-皇翔_b0016600_2033487.jpg

6/16 山古志闘牛 庵-皇翔_b0016600_2034893.jpg

6/16 山古志闘牛 庵-皇翔_b0016600_20342061.jpg

(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2019-06-22 00:30 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30