ストラップ金具の怪

ドギーパークと富士花鳥園の下見に行った日の話。
特に強い理由があったわけでもないのだが、高感度撮影のテストという
ご案内をレジュメに入れようと考えていたので、ミラーレスを使った。
いつものように、オリンパスOM-D E-M1とE-M5の2台体制である。

E-M5はもともとサブなので、E-M1のストラップを持って歩いた。
肩や首から下げることもあったが、装着していたのは高倍率ズーム。
重量から見ても、カメラに負担があるとは全く思えない装備だった。

午前中のドギーパークを終えて、富士花鳥園でのこと。
せっかくだし、どんな形でもいいからここに載せられるカットが欲しい、
その撮影をしていた。カメラはストラップを握ったまま手に持っていた。
これはまさに「ふと」だったのだが、音に気付いた。何かを引きずる音。
そんなことは、その状況下では発生するはずはない。で、おかしいと思い
カメラを見てみると、ストラップの金具が片方、根元から取れていた。
一瞬唖然としたのだけど、ホッとするところも大きかった。
首からカメラをぶら下げていたら、これだけでは済まなかっただろう。
撮ることに支障はなかったし、とりあえずは事なきを得たのだった。

その翌日、早速修理に出すことにした。
ある意味では決定的にありえないことである。無償で返ってくるかも、
というところはあったが、メイン機でもあるし、見積もりを依頼した。
で、数日後。見積もり連絡が来ないのでちょっと気になっていたが、
結局はそのまま修理され無償で返ってきた。見ると、ストラップ金具と
ボディの接合部の作りが大きく変わっていた。これなら安心、という
わけにはいかないのだけど、ひとまずは早めに戻ってきてよかった。

こういう経験は、長いことカメラを使っていて初めて。驚いた。
できれば、次はもう遠慮したいところである。
ストラップ金具の怪_b0016600_1341195.jpg

(OM-D E-M1/M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 )
by keiji_takayama | 2017-12-02 13:04 | 富士花鳥園 | Comments(0)

都内中古カメラ店スタッフ。動物園撮影は20年が経過しましたが、ここ数年は山古志の闘牛写真がメイン。全取組を写真で紹介しています。かつてはクラブツーリズムの撮影ツアー講師でした。


by keiji_takayama
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