千葉市動物公園では子供と一緒のシーンもあった。他の動物園でも
面白い表情や日向ぼっこのポーズなど、多くのシーンを見ている。
ところが、神戸どうぶつ王国のワオキツネザルは、それまでに見た
ことのないような動きをしていたのである。これは驚いたのだが、
放し飼いに近いカンガルー舎のようだった。目の前の通路を堂々と
飛び跳ねている。手を伸ばしたら確実に触れるだろう。それでいて
近寄っても動じることはない。飄々としていた。カメラを向けても
だからどうということはない。全く自然なのだ。お客さんも喜び、
子供たちは大いに興味を示していた。で、しばらく眺めていたら、
こんなふうに寛いだポーズで木につかまっていた。大きく伸ばした
足は広げられ、まるで握手を求められているかのようだ。面白い。
それでいて目線はしっかりとどこかを捉えていて、先ほどの考えが
やはり勝手な解釈なのだと気付く。それにしても、ズームの広角側
いっぱいの画角で撮影できるとは思わなかった。1人で行く際は、
独り言に気をつけないといけない。この距離だと思わず話しかけて
しまうからだ。それは端から見ると、かなり怪しく映ってしまう。
とはいえ、こんな体験ができるとは。しかも、これで終わらない。

(D500/タムロン18-400mm F3.5-6.3 Di II VC HLD)

