これを担当し、いろいろなレンズを使った記事を書いてきましたが、
なんと連載50回になりました。魅力のある製品が続々と登場する、
そんな市場の影響もありますね。すべてを網羅することができずに、
ちょっと残念な面もあります。失敗もあるわけで、ここまで続くとは
正直なところ思っていなかったのでビックリ。50回目はこれでした。
シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
超望遠400mmまでをカバーします。今年のCP+でも展示されたので、
実際に触れたという方もいらっしゃるでしょう。Contemporaryらしく、
小型軽量、使いやすさをウリにしています 。三脚座のない、シンプルな
スタイルもポイントでしょう。当初あまり良いイメージを持っていません
でしたが、使っていくうちに良さを実感しました。なんといっても価格が
とても魅力的です。新品8万円台前半、という価格設定は嬉しいですね。
中古では、キヤノンEF100-400mm F4.5-5.6L IS USMがほぼ同水準です。
旧型感がさすがに大きくなったキヤノンよりも、新しいという点で選ぶ、
それだけでも意味があると思います。写りも十分に満足できるレベルで、
動物園撮影でも活躍してくれそうです。このクラスの望遠があるけれど、
とんでもなく高いソニーなどでは、MC-11を併用してこれを使うという
ユーザーも増えそうです。使い方によって、大きな満足感も得られます。
ここ最近のレンズはどれもこれもよく写ります。好みという点で、未だに
古いレンズを多用していますが、こうした機会で新しいレンズを使って、
尚且つそのフィールドが動物園だった場合、思うところはあるわけです。
「良い」と「好き」のどちらを取るか、目的意識がしっかり必要ですね。
ちなみに、撮影はかみね動物園で行いました。次の目標は100回です ! !
と、ここまで書いていますが。写真は王子動物園のシタツンガでした。
(OM-D E-M1/M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO)