「α もう一度はじめませんか?」と題して、おもにミノルタαレンズの
ユーザーに訴求する内容になっていた。ケンコートキナー、ソニーαは
製品を実際に触れるタッチ&トライコーナーも設けられていて、他には
αレンズを使える現在のトップモデル、99IIのセミナーもあった。でも
やっぱり主役はミノルタαレンズだ。現在でも所有しているユーザーに
向けての「相談会」があり、エンジニアと直接話して、レンズの状態を
効くことができた。キヤノンではけっこう冷たくあしらわれてしまう、
古いレンズをここまで大切に扱ってくれるのは、実に親切だと感じる。
もともとミノルタは、カメラ雑誌が主催する若者向けのイベントをよく
サポートしてくれた印象がある。セミナーの講師だった馬場信幸先生が
かつて編集部にいた「CAPA」でも、ミノルタを使って撮影する内容の
イベントがよく企画されていた。同世代なら覚えているかもしれない。
「CAPAミノルタフォトジャンボリー」「出前フォトセミナー」など 、
写真の楽しさを自発的に学ぶ機会だった。抽選に当たって参加できて、
しかもおみやげ付き。これがとても良かった記憶が今でも残っている。
「MINOLTA」のロゴが入った紙袋の中には「TRY US」という冊子や
「ENJOY PHOTO LIFE」と書かれたTシャツが入っていた。気に入り
当時はよく着ていたことを覚えている。ユーザーにもそうでなくても、
とても優しいメーカーだったイメージが残っているのは、こんな経験が
あるからだろう 。ミノルタのカメラは以前、α9000、XD、X-7を所有
していたことがある。α7000が登場したのは、おニャン子クラブと同じ
1985年だ。当時はアイドルを撮るカメラ小僧。AF一眼レフの登場は、
期待よりも驚きのほうが大きかった。スタッフとして参加していたが、
セミナーも楽しく聴くことができた。仕事とはいえ、いい機会だった。
写真はケープハイラックス。先月試したペンタックスKPで撮影した。
ISO感度は204,800。少し悪戯っぽく見える感じが、モノクロと合う。
(KP/HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE)