ラマに救われる

八木山での滞在時間はさほど長くないので、東京近辺で撮影できる
動物は避けてしまってもいい、そんなことを考えていた。なので、
撮影条件があまり良くないところは、できるだけスルーしていた。
ラマもそんな1つのつもりだった。たぶん、こっちでも撮れると。

しかし、ここ最近はそうでもなかった。上野とか千葉で以前何度か
撮ったことはあるけれど、そういえば、というレベルだったのだ。
ここ最近で言えば、あまりカメラを向けていない。というか、ほぼ
撮っていないのと同じような状況である。千葉は改装して、かつて
ラマがいたところにライオンがいる。上野は記憶が定かではないが
子ども動物園で見かけた気がした。そんなわけで、撮影した回数が
どんどん減っていた。とまぁそんな計算が働いたわけではないが、
何となく流れでカメラを向けてみることにした。草を食べていて、
ちょこちょこ目に光が入る。これならなんとかイケるかも、そんな
ことを思ったけど、シャッターを押せたのは2回だけ。あとは顔を
上げたところで同じく2カット。実際に撮ったのはこの4つだけ。

しかし、なんとか見られるものがある。とりあえず助かったのだ。

この時は、新しくなったEF70-300mmf4-5.6 IS II USMを使った。
なかなか使いやすい。フードが立派なのも良かった。重さを感じる
こともないので、軽快に使えそうだ。ただ、ウリの1つである液晶
情報パネルは、撮影中に1度も見なかった。3つのモードがあって
楽しいと思うけれど、撮影に夢中になると意外と気にしないもの。
撮影している時は、実際の距離を気にすることが殆どない。対象が
ファインダーでどう見えるか、構図を作るにあたってどうするか、
それを考えるとき、距離が足りなければ近付きその逆なら離れる。
ただそれだけ。いちいち目盛りを見て確かめることはない。これは
焦点距離も同じである。便利な機能だが、あまり役立たなかった。
ラマに救われる_b0016600_756141.jpg

(5D MarkIII/EF70-300mmf4-5.6 IS II USM)
by keiji_takayama | 2017-03-16 07:56 | 八木山動物公園 | Comments(0)

都内中古カメラ店スタッフ。動物園撮影は20年が経過しましたが、ここ数年は山古志の闘牛写真がメイン。全取組を写真で紹介しています。かつてはクラブツーリズムの撮影ツアー講師でした。


by keiji_takayama
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