キヤノンにせよオリンパスにせよ、どちらを使うときも同じだ。
片方には単焦点の超望遠、そしてもう1つには引き用のズーム。
これをとっかえひっかえ、状況に応じて撮影している。
ただしキヤノンを使う際は、カメラの配置を入れ替えるケースも。
そして、2台あると片方にトラブルが起きてもなんとかなる。
このことが、けっこう大切だったりする。ゼロは防ぎたいのである。
ところが、レンズテストの時はそううまくはいかない。
キヤノンとオリンパス以外のメーカーを使う場合、カメラはさすがに
2台も使わないからだ。あとでいろいろとややこしいことになる。
2台使うほうがネタとしては良いこともあるのだが、この場合だけは
不思議と1台勝負を選択する。というわけで、今回もそうだった。
ニコンD750はとても使いやすい。なんというか、撮影のリズムが
合っているように感じる。いつもと同じようにレンズをセットして、
電源をONに回した。すると、ミラーがバカッと上がってしまった。
そして液晶パネルには「Err」の文字が。これは大いに泡を食った。
カメラは1台しかない。しかも、近所で撮影しているわけでもない。
ここは宮城県だ。これには驚いてしまった。
しかし、慌てても仕方がないので、どうにかして復旧できないかと、
それだけを考えていた。ミラーが上がりっぱなしというのは、状況と
してはかなりマズい。それでも、なんとかしないと撮影ができない。
電池を抜いたり差したり、その他思いつくことをいろいろ試したら、
また突然復活した。いきなりミラーが戻ったので、ちょっと感動だ。
これがなければ、大ボツになるところだった。まさに命拾いである。
おそらくは接触が悪かっただけだと思うが、ドキッとするものだ。
写真は八木山のスマトラトラ。ワイルドな雰囲気があり、カッコいい。
(D750/タムロン 70-200mm F2.8Di VC USD G2)