キラキラシタツンガ

「したつんが」が正しい名称である。千葉市動物公園の草原ゾーンでは、
のんびりとした様子で草を食むところをよく見かける。カタカナにすると
「シタツンガ」となるが、カタカナでは「シ」と「ツ」がとても似ている
ことから、「ツタシンガ」と誤表記されることが多いらしい 。実際試すと
けっこうな数の検索結果が表示された。誤表記だと教えてくれるものも。

さて、そんな名前騒動とは全く関係なく、シタツンガは広々とした草原を
ゆったりと歩き、穏やかに過ごしている。眺めているだけで癒やし効果が
発揮されるのではないか、という状況だ。季節に応じて、空気感や背景も
変化があるので、写真を撮っていても楽しいところである。いつも通りに
レンズを担いで歩いていた。シタツンガの♀が、小高い丘に立っている。
なぜか最初は、写真を撮ろうという気が起きなかった。不思議なもので、
その様子をじっと眺めていたのである。毛の色がとてもキレイで、単純に
見とれてしまったのかもしれない。どのくらい時間が経過しただろうか。
「なぜ写真撮らないの ? 」とばかりに 、ずっと同じ場所に佇んでいた。

そのうち我に返り、というわけでもないのだが、カメラをセットして撮影
してみることにした。なぜ直感的にそう思わなかったのか、逆光でとても
いい感じだった。咀嚼しているところを狙い、シャッターを押してみる。
ちょうど口が開いたところだったので、黒っぽい舌が見えた。こうすると
何かアピールしているようにも感じる。耳元や毛がキラキラしているし、
体毛の白さがちょうどよいボケになった。これまでにもシタツンガはよく
撮っているし載せていると思っていたのだが、ここ最近のカットはすべて
全身が写っているものである。こんな雰囲気の写真が撮れたのは、かなり
久し振りのことだった。とてもラッキー。ありがたいタイミングだった。

その後欲が出て、同じように♂が撮れるかと考えた。何度か様子を伺い、
この日は運が良かったのかチャンスもあった。しかし、耳に付いている、
識別用のタグが思い切り写り込んでしまった。残念、また狙ってみよう。
キラキラシタツンガ_b0016600_7592794.jpg

(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2017-02-10 07:59 | 千葉市動物公園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama