バーラル撮れた

てくてく歩いて、スーチョワンバーラルのところに到着した。
動物園のHPによると、バーラルは、中国名で「岩羊」という。
標高3,000m以上の、起伏の激しい山岳地帯に生息しているそうだ。
運動場はこの生活環境に合わせ、岩場のようなつくりになっている。
スペースも比較的広く、バーラルが個々に点在しているのだ。
オスとメスを交代制で出している。この日はオスの出番だった。

岩場の上のほうにバーラルがいると、素通しで眺めることができる。
ところが、下でのんびりしていると、檻が手前に立ちはだかるのだ。
この日はどうしたことか、バーラルの大半が下で横になっていた。
寝ているわけではないし、目元もパッチリしている。
表情としては悪くないので、檻がとてつもなく残念だった。
1度は躊躇ったのだが、せっかく来たのだからとレンズを向けてみる。
陽は差し込んでいなかったが、檻の色が銀のため反射していた。
いい位置にいて狙う大きさも悪くない。しかし、コントラストは低い。
レンズが古いので、これは致し方ないところだ。
とりあえず撮ろうとしたけど、今度は左右に不要なものが入っている。

向かって左側には別のバーラルの体の一部が、右側には岩があった。
これをどうにかして避けよう。そう試み、構図を作って撮ってみる。
タテ位置にしたら、なんとか収まった。
ひとまずこれで押さえにはなったが、もちろん満足はできない。
しばらく様子を見ることにして待っていた。
やがて、バーラルが体勢を変えた。少し位置が高くなる。よっしゃ。
これが最初で最後のチャンス。そう思って、構図をヨコにした。
角をできるだけ大きく入れるためだ。昔からそうなのだが、こういう
大きなタイミングでは相乗効果が起きることがある。なんというか、
人間くさい表情を得た。AFならいとも簡単に撮れてしまいそうだが、
これはピントもマニュアル。こういう時には、やり遂げた感がある 。
バーラル撮れた_b0016600_744224.jpg

(OM-D E-M1/NewFD 400mmf2.8L)
by keiji_takayama | 2017-01-23 07:44 | 金沢動物園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama