キリンとセイタカアワダチソウ

千葉市動物公園で撮りたかったカットの1つが、キリンだった。
去年、たまたまセイタカアワダチソウとキリンを一緒に撮っていて、
そのシーンというか色合いが印象に残っていた。キリンのところに
立ち寄ったときにまず思ったのが、「どのくらい咲いているか」という
ことだったが、意外にもさほど多くはなく、特定のエリアだけだった。

時間はたっぷりある。ほどよい広さなので、こういう時にありがたい。
最初は、単純に一緒のところしか撮れなかった。証拠写真だったが、
これがないと始まらない。まずは押さえられたのでいいスタートだ。
このあと数回、回るたびに様子を見に行ったのだが、これという
場面はなく、キリンの表情が「不思議そう」に見えるほどだった。
それもそのはず、カニのように左右をじりじり動いていたのだから。
画面のどこにキリンを置いたらいいか、を試行錯誤していたのだった。

そろそろ閉園が近づいてきた午後3時過ぎ。何回目のタイミングだろう。
なかなかいいところに来てくれた。それまではセイタカアワダチソウが
下段までしか画面に入らなくて、なんとかならないか。と感じていた。
それがようやく、上段まで画面に入る場所に来てくれたのだった。
これで画面が黄色と緑のグラデーションになった。
そしてここで、なんと飛行機が音を立てて飛んできたのである。
キリンは飛行機のほうに顔を上げた。ここで、今日初めて目が輝いた。
まさにたった一度の大チャンスがやってきた。
顔を一番高いところに上げ、首が一直線になる。耳もピーンと立っていた。

もうこうなると、写真の良し悪しはあまり気にならない。
このシーンを見られただけで満足だった。
とはいえ、肉眼ではこれは見えない。望遠ズームのお陰だったのだ。
キリンとセイタカアワダチソウ_b0016600_23262222.jpg

(1D X /タムロン SP 150-600mmF5-6.3 Di VC USD G2)
by keiji_takayama | 2016-10-21 23:28 | 千葉市動物公園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama