完全に怖い物見たさ、単なる野次馬根性なのだが、いったいそこには
何があるのか、どんな様子なのか、それを考えるだけでワクワクした。
母方の実家は横須賀だった。
生まれた横須賀共済病院のすぐわきに坂道があり、小さい頃はここを
よく散歩していた。左側には防空壕の穴がぼこぼこ開いていて、中に
入ってみたくて仕方なかった。だが当然ながらそれは許されなかった。
学生になってからもそういう興味は失われることはなく、それは今でも
ほぼそのままの形で残っている。今住んでいるところにも、少し歩くと
なかなか素敵な「物件」がいくつか残っている。たまに見に行くが、
どうにかして中の様子を見ることはできないか、いつもそんなことを
思いつつ眺めるのだった。来月は仙台で、廃墟と化した遊園地を開放
するというイベントが行われる。これにとても行きたかったのだが、
さすがに日常がそれを許してくれそうもなく、とても残念だった。
で、そんな廃墟をちょっとイメージしたカット。
探検に行った廃墟の庭にこんな生物がいたら、腰を抜かしそうだ。
(OM-D E-M1/ルミックスGバリオ 12-60mmf3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.)