もう一度流行歌 後編

学校が休みの日曜日は、通っていた塾の授業もなかった。
そして、ほぼ1日中ラジオを聴いていた。ベストテン番組である。
目的は曲を聴くことと、ヒット曲を録音することだった。
当時は中学生、レコードをたくさん買うほど小遣いはもらっていない。
そんな状況で、とてもありがたいのがラジオ番組だったのである。

9:00-10:00 不二家歌謡ベストテン(ニッポン放送)
11:00-12:00 歌謡紅白ベストテン(文化放送)

まずはこの2つ。
不二家歌謡ベストテンは、ロイ・ジェームスの流暢な日本語が心地良かった。
イントロと曲紹介が被ることがさほど多くなかったという印象がある。
歌謡紅白ベストテンは、井上順とアシスタントの女性が進行していた。
男性と女性でランキングを分けて、その総合でベストテンが決まっていた。
この2つを聴いたあとは、テレビである。フジテレビのドレミファドンだ。
これのイントロクイズが大好きで、テレビの前で興奮しながら大声で回答し、
よく母に怒られたものだ。そしてこれは自慢だが、正解率はかなり高かった。
そして午後になる。

13:00-16:30 決定 ! 全日本歌謡選抜(文化放送)

これはもう最初から最後までずっと聴いていた。とても好きな番組だった。
最後の1時間でベストテンを発表するのだが、曲はいつもフルコーラス。
録音は必須だった。だが、たった1つだけ残念だったことがある。
それはイントロでパーソナリティがギリギリまでコメントを入れること。
これで曲が台無しになる感は否めなかったけど、耳を澄ませばイントロも
ちゃんと聴くことはできる。そう納得して、毎週欠かさず聴いていた。

前編のランキングに入った曲のうち、8曲は録音した思い出がある。
異邦人、大都会、さよなら、TOKIO、Sachiko、恋、秋止符、Wake Upだ。
今はもう改装されてなくなってしまった自分の部屋で、ストーブをつけて
聴いていた。中森明菜がゲストとして出演したとき、パーソナリティの
小川哲哉が「あきなちゃん」ではなくなぜか「あきなっちゃん」と呼んで
いたことを覚えている。とても懐かしい。そして楽しい子供時代の記憶。
もう一度流行歌 後編_b0016600_7275647.jpg

(7D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2016-07-27 07:28 | かみね動物園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama