写ルンです30周年

今年、「写ルンです」が発売30周年を迎えたという。
初代は1986年の発売で、110フィルムを使用していた。
それが、フィルムの性能が上がるにつれて種類も爆発的に増えてきて、
フラッシュ付きだったり感度の高いフィルムが入っていたり、パノラマとか
ハイビジョン、白黒、セピアなど、たくさんの種類が選べるようになった。
手軽さと、当時大きな勢いで各地に流行り始めたスピード仕上げの影響で、
とにかく売れるヒット商品になった。1997年の出荷数は6,865万本だ。

2000年にヒットした福山雅治の「桜坂」という歌がある。
これはまさに地元なのだ。やってくる若者たちの騒音、落書きに悩まされた
地域住民がニュースになることもあったが、近くにあるコンビニに聞いたら
とにかく「写ルンです」が飛ぶように売れると喜んでいたことを思い出す。
コンビニではさして値引きをしないので、単価がとても高いのだ。
にしても、用意してこなかったケースが多いのだろう、最も大きな変化だと
話してくれた。今にして思えば、このあたりがピークだったのかもしれない。

デジタルカメラが中心になり、今ではすっかり見る機会がなくなった。
コンビニでは「写ルンです」ではなく、メモリーカードを売るようになった。
買いたくても、近所や商店街にあった写真屋はどんどん閉店していった。

ところが現在、これがちょっとしたブームになっているというのだ。
手軽で簡単、現像しないとどんな写真が撮れているかわからない、という
「不便」なところが、逆に楽しいのだという。そして、フィルムが見せる
描写も新鮮らしい。これはちょっと嬉しい話題だ。フィルムといえば、
もうここ数年は値上がりか廃止しかニュースにならなかった。明るい話題に
フィルムが出てくるというのは、それだけで歓迎したい。そういえば昔、
メモ代わりにと常にバッグに忍ばせていたことがあった。とても久しぶりに
1つ買ってみようか、そんな気にさせてくれる。きっと、楽しいと思う。

写真は再び登場、千葉のゴリラ。いろいろ撮れたので、ストックあり。
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(7D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2016-07-24 07:15 | 千葉市動物公園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama