らいおんハート

サバンナエリア、ライオンのところにやってきてビックリした。
いつもより、ライオンの姿が大きい。つまり、とても近いのだ。
これまで何度か見ているライオンだが、けっこう遠い場所に座っている、
そんなイメージが強い。「オリンパスのマイクロフォーサーズカメラに、
500mmのレンズを装着してようやくアップといえる大きさで撮れる。」
そんな印象が定着していたようだ。

いつもより手前で座っていたので、そのチャンスの大きさに戸惑った。
APS-Cセンサーのカメラに100-400mmのズームでも、大きく撮れる。
いつもとはあまりに異なるシチュエーションである。
ファインダーを覗いてみると、確かに大きく狙える。ただ、画面には
入れたくない人工物らしきものが入ることに気付く。そのまま小さな動きで
ほんの少しだけ体の位置を変えて、気になる物を画面から排除した。

この間にライオンが動いてしまったらアウトだったが、そのままいてくれた。
これでシャッターを切った。しかし、そのあと向きを変えてしまった。
連写はしていないので、1コマしか残せなかったのである。
ただ、運は味方になってくれた。
真横からこのライオンを見ると、鼻がハートマークになるのだ。
1度意識してしまうと、どうもそこばかりが強調して見えるようになる。
もう鼻ではなく、ハートとしか見られなくなってしまった。
この部分を赤く塗ってみたくなるほどに。

これぞまさしく、らいおんハート。

これ、もしも1人で動物園にやってきた日だったら、絶対に撮れない。
大きすぎて、さすがに諦めざるを得なかっただろう。
ズームを選択したその日に限って、こういうカットが撮れた。
こういう偶然は面白い。だから、なんだかんだで続いているのだと思う。
らいおんハート_b0016600_738644.jpg

(X-T1/XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR)
by keiji_takayama | 2016-07-20 07:38 | ズーラシア

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama