デジタルになっても、AFが当り前の時代になっても、マニュアル操作で
じっくりピントを合わせて撮影するスタイルのほうが好きなのである。
被写体と対峙しているような気分になるからだ。成功率は低いけれど。
何カットかシャッターを押しているのに、最初の1コマ以外は全ボツ、
なんてこともある。一発勝負以外受け付けない、そんなところもいい。
なにもかもが楽になりすぎている今だからこそ、少数派だからこそ、
こうした機材や、それによって生まれるカットは価値があるのだろう。
どこの動物園に行っても、こんなスタイルで撮っている人はいない。
むしろ、そのほうが良かったりする。AF使えばいつでも、同じような
写真が撮れる自信がある。その上で、こっちのほうが満足できるのだ。
(OM-D E-M5/Kowa PROMINAR 500mmF5.6FL )