CP+2016 パネルディスカッション②

パネルディスカッションのラストテーマ。
「これからのカメラは」というお題に対し、各エンジニアが回答しました。
なかには「個人的に」という断りを入れてお話されたケースもありましたが、
とても興味深い内容がありましたので、そのまま載せておくことにしました。
といっても、メモの文字が判読できないものがあり、完全ではありません。

・オリンパス
写真の歴史とは即ち撮影者の歴史でもある。それぞれの環境や蓄積によって
進化してきた。お客様の多様化により、いろいろな場所で撮れるチャンスが
増えている。これからもそうした多様な写真が撮れるようにしていきたい。

・キヤノン
カメラの進化は、人間の目を超えてきている。10年20年先になれば、いま
不可能なことも実現するだろう。故に、若い人の思いつきを尊重したい。

カメラは撮影者にとっての道具であり、意思感情がカメラに注入されることで
一体感が生まれる。動画静止画という切り口ではなく、両者を融合して感動を
与える映像を作り出したい。カメラも多種多様になり、楽しみ方も千差万別。
撮った画像を楽しむというだけでなく、準備も含め、撮るときの興奮や楽しみ
もトータルで提供し、人間の感覚を刺激するような仕組みに結びつけたい。

・ソニー
電化製品で例えると、TVやラジオはスイッチを入れれば画面が表示されたり
音が出たりする 。しかしカメラは 、スイッチを入れただけでは何もしない。
動作を行う必要がある。つまりはメーカーとお客さんとの共同作業によって
成果が生まれる。そのため、撮影するにあたって発生する制約を外したい。

α7Sは「目で見えているのに暗くて撮れない」という制約を外し、普段通り
に撮れるようにした。これからも「今までプロにしか撮れなかったけど、自分
でも撮れるかもしれない」という撮影者のクリエイティビティを刺激したい。

・ニコン
カメラはキャプチャーデバイスによって撮れないものが撮れるようになった。
撮影領域も広がり、若い人にはフィルムカメラ、デジタルカメラという固定的
なものとは異なるイメージが湧いている。これらを大切に考えていきたい。

・日芸教授
触って写して楽しめる、持っていて人に見せたくなるようなカメラが欲しい。

これから出てくるカメラには、こんなコンセプトが掲げられるかもしれません。
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(OM-D E-M1/M.ズイコーデジタル300mmF4 IS PRO)
by keiji_takayama | 2016-02-27 04:13 | 多摩動物公園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama