いずれもオスで、父親である「ジェイ」が群れのリーダーになっています。
ところが、成長によって子供たちの力が強くなり、「ユウキ」と闘争が起きる
ようになりました。そのため「ユウキ」を他の3頭と分けて飼育しています。
建物の室内に入ると、シンリンオオカミを間近に見られるガラス越しに、この
件についての説明書きが貼られています。偉大な父親にたてついた訳ですが、
なんだか親近感が湧いてきました。昔から好きなんですねぇ、こういう奴が。
いわば、まさに一匹狼です。権力の象徴、中心的な存在に正面から歯向かう。
尊敬の気持ちを込めて、狙ってみることにしました。室内スペースでは手前に
テーブルのようなものがあり、座って眺めることができます。ちょうど小さな
お子さんたちが座っていたので、その後ろからガラス越しに撮影することに。
反射が意外と少なかったので、思っていたよりスムーズでした。始めは退屈な
雰囲気を思い切り漂わせていましたが、そのうちパッと顔を上げたり、横顔を
しっかり見せてくれたりと、なかなかのパフォーマンスでした。ガラス越しと
いう条件でしたが、ちょっとソフトな感じの仕上がりは意外と良かったです。
ところが、勘違いしてこれを撮ったら次の場所に移動してしまいました。一周
ぐるっと回れるようになっていましたが、これになぜか気付かなかったです。
あ、と思ったのは閉園のアナウンスが流れ始め、門に向かっている時でした。
これはさすがに残念でした。次回はほかの皆さんもじっくり見てみたいです。
(7D/NewFD500mmf4.5L)