タイガとココア

釧路市動物園には、足が不自由なトラがいます。女の子。名前はココアです。
案内板には、下記のような説明がありました。

2008年5月24日 仮死状態からの生還
軟骨形成不全症と向き合いながら「タイガ」(2009年8月25日死亡)
の分まで賢明に生き、成長しています。

生まれたとき、四肢に障がいがあったそうです。3頭のうち2頭が生き残り、
オスを「タイガ」 、メスを「ココア」と名付けて人工保育を開始しました 。
タイガは2009年に亡くなりましたが、ココアは元気に生活しています。
驚くのは、タイガの部屋がまだそのままの状態で残されていることです。
たくさんの花が飾られていて、メッセージノートもそのまま閲覧できます。
釧路市動物園では、まだそのまま生きているのだと感じました。

軟骨形成不全症は、遺伝子の変異により、胎児の早期発達段階で作られる軟骨が、
骨に変わらないことを指します。遺伝子の自然変異に起因するものだそうです。

確かに、歩くのには不自由がありそうですが、決して弱音を吐いたりしません。
目的に向かってひたすら行動します。時には小走りで駈けることもありました。

あくまでも「トラ」として撮影しようとカメラを向けてみました。
すると、女の子らしく小首を傾げてカメラのほうを眺めたりもします。
「頑張っているから」という理由だけではなく、引きつけられました。

なぜかは解らないけど、強さを思ったのです。精神的なもの、なのでしようか。
言葉に表すのはとても難しいのですが、必ずまた会いに来る、そう伝えました。
タイガとココア_b0016600_7513642.jpg

(7D/NewFD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2015-09-20 07:50 | 釧路市動物園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama