もともと三脚は使わないし持ってすらいないのだが、スローシャッターでの
撮影になることがあらかじめ解っていたので、とりあえず借りることにした。
かつて、三脚を購入したことが2回ある。
1つめは中学生の頃だった。SLIKの小型タイプ。鉄道を撮るのに役立った。
カメラ小僧時代には、脚を1つにまとめてズボンにそのまま差し込んで、
股のところで固定して使っていた。そのうち、そんなことをしなくて済む
ようになるのだが、始めた頃は撮る位置も後ろの方だったので、このような
工夫が必要だったのである。やがて、三脚そのものを使わなくなった。
ところが、ひょんなことから「日本テレビ音楽祭」の取材に行くことになった。
そうなると、さすがに三脚が必要だ。
こんな理由から、当時のベルボンフラッグシップモデル、PX-701Fを買った。
音楽祭の当日に使ったのだが、直後に人に貸してそのままになってしまった。
そんなわけで、この三脚はほとんど所有していた記憶がない。
そんな経験しかないので、三脚の正しい使い方は知らないのだ。
まあ、でも撮影をしていればそんなことは必然と身に付くものだろう。
そういう安易な考えで、ジッツォのトラベラーを使ってみた。
ところがこれ、なかなか使い心地が良かったのである。
一般客が多くて迷惑になるなら、来ない時間に行けばいい。
なので、先日の撮影は午前2時に起きて3時に出発した。
雨は味方だった。竜頭の滝も華厳の滝も、観光客はほとんどいなかった。
今後はこうした撮影が多くなると思われる。そして、けっこう楽しめた。
考えが変わらなければ、夏当たりに購入しようかと思っている。
(α7II/ FE 90mmf2.8 Macro G OSS)