EOS M3 発売 ! !

キヤノン初のミラーレス一眼として、EOS Mが発売されたのは2012年9月。
APS-Cサイズのセンサーを搭載し、「キヤノン」ブランドを全面に押し出した
期待のカメラだった。しかし、ユーザーにはあまり受け入れられなかったのだ。
発売されてから比較的速い段階で、お客さんから「AFが遅い」という声を複数
聞くことがあった。実際に使ったことがないので詳細は不明だが、今に至っても
AFの性能は良い話が聞こえてこないので、これが結果だったのだと思っている。
これを改良したのが、2013年12月に発売されたEOS M2だ。MからAF性能を
大幅に向上させたというのがウりであった。しかし、貼られたレッテルを剥がす
までには至らなかったように思う。ソニーやオリンパス、フジに先行された。

ここ数年破竹の勢いで売上げが伸びているミラーレスカメラだが、メーカーに
よってアピールポイント、コンセプトがハッキリと異なっているから面白い。
オリンパスは機動性、パナソニックは動画、ソニーは画質、フジは色である。
ではキヤノンはどうなのか。これは、やっぱり「キヤノン」なんだと思う。
一眼レフでの圧倒的なイメージ。良くも悪くも、これを踏襲せざるを得ない。

そしてMの3代目、EOS M3が発売された。ここでもAFが進化したと謳っては
いるが、「従来機種と比べて3.8倍高速化」という具体的な数字が現われた。
画素も2420万になり、高感度も良くなった。電子ビューファインダーも用意
された。というわけで、このシリーズ始まって以来の大きな人気を集めている。
性能も魅力だが、価格が安い。ボディは55,210円だが、初回25000台限定
という触れ込みで、ビューファインダーを同梱したEVFキットも用意された。
このキット、ボディとは3千円程度の差しかない。58,120円なのである。
これに加えて、キャッシュバックなどのキャンペーンも展開されているのだ。
とはいえ、発表直後から大きな人気があったわけではない。2月に開催された
CP+を境に、注目度が高くなったという声がある。実際触って確かめてみて、
この安い価格も手伝ってオーダーの決断をした、というケースも多いようだ。

初代がパッとしなかった影響もあり、中古ではMマウントのレンズも安い。
この状態がしばらく続いていたのだが、M3の人気が表面化するにつれて、
中古市場からMのレンズがすっかり消えてしまったのだ。魅力的な商材が
投入されることにより、関連のアクセサリーに影響が出るという例である。

発売されて使われるM3がどのような評価を受けるのか、注目していきたい。
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(7D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2015-03-26 22:34 | かみね動物園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama